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65日目:バンドマンが音楽を聴くなら広く浅く?狭く深く?

ハルさん!

どうしたの?理結ちゃん。

この前、友達のバンドマンと音楽の話を熱く語ってて・・・。。 まぁ、私は自分の好きないきものがかりの話ばっかりしていたんですけどね(笑)

でも、その場で「理結ちゃんが音楽の聴いている範囲が狭いから、もっといろんな音楽を聴いた方が良いよ」って言っていて、音楽ってもっと広く聴いた方が良いのかなーって思ったんですけど、ハルさんはどう思います? 私って本当にいきものがかりとかaikoとかBUMP OF CHICKENとかしか聴かないんですよ。

音楽は広く深く聴いた方がよいに決まってる

なるほど、それは結構よく耳にする話だよね。 音楽をより深く知るなら、当然広く深く聴く方がよいに決まっている。 だけど、時間に限りがあるからそうもいかないのも事実だよね。 その前提で、音楽を聴くのは「広く浅く」と「深く狭く」が良いのかを考えていきたいと思う。

広く聴くことの意義

音楽を広く聴く人というのは、特定のアーティストや楽曲に執着せずに、様々なアーティストや曲、ジャンル、国など関係なく幅広く聴いていくタイプのことだね。 このタイプの意義は、さまざまな音楽・ジャンルやアーティストの感性に触れることでたくさんの知識が得られることだね。 音楽に関する話を振られても「これって○○ですよね」と返せると、話も弾みやすいね。

なるほど。。 それを聴くと、やっぱり同じ音楽ばっかり聴いていないで新しい音楽を開拓した方が良いような気もしてきます。。

深く聴くことの意義

一方で、音楽を深く聴く人というのは、少数のアーティストや特定の楽曲をひたすら聴きこんでいくタイプのことだね。 このタイプの意義はなんといっても、執着する音楽に精通すること。 何度も繰り返して聴くことで演奏の演出や、楽曲が作り出す世界観に没頭する。それによって、自分の音楽観に大きな影響を与えていくのが音楽を深く聴くことの大きな意義だね。

音楽を聴くなら、一回や二回聴くだけではその曲を理解できないものだし、同じ曲でも聴く時間帯や天気、心理状態、場所などで印象が変わるし、新たな発見があるもの。 それを繰り返していくことでその曲の世界観を自分のものに出来ると思う。

私は圧倒的にこっち側な気がします。。 好きな曲のことだったら何時間でも語れちゃいますよ!

両方が無理ならどちらをとるべきだろうか

冒頭で広くも深くもどっちもが理想と言ったけど、それを出来るかと言われたら時間の限りもあるから、なかなか難しい。 だからどちらかになってしまうことが多いんだよね。

理想を実現するのは難しいということですね。 それなら広く浅く聴くのと狭く深く聴くのはどちらがよいのでしょうか。。

リスナーならどちらでもよいが、、、

リスナー(聴く専門)という立場、言い換えると「音楽ファン」だね。 そういう方だったらどちらでも全く問題ないし、とにかく音楽を楽しむのが一番だよね。 だけど、演奏する側でもあるバンドマンともなると話がちょっと変わってくると思うんだ。

バンドマンは感性を磨くことが重要

バンドマンというのはただ聴くだけの立場ではない。表現する立場という側面もあるんだ。 コピバンでは聴いた曲を自分なりに解釈して、表現方法を考えていく必要があるし、 オリジナルなら曲をゼロから作る創造力が必要だ。 いわゆる感性だね。

バンドマンとしてだったら、まずは感性を磨くことが重要になる。 音楽に年齢は関係ないけど、若い人というのは感受性が豊かで感性を磨くのに重要な時期なんだ。

まずは「狭く深く」聴いて引き出しを作ろう

そのためにもまずは狭くても良いから「深く」聴くことをおすすめする。 音楽を表現する上で、まずは自分の絶対的な基準が必要だ。 最初は基準は1つでよいのでとにかく徹底的に作り上げていこう。

まずは一つのジャンルであったり、アーティストであったり、楽曲を自分のものとして明確に落とし込むことで、別の音楽、、、言い換えれば別の基準に触れた時に、どこが同じでどこが違うのかを感じ取りやすくなる。 それによって、吸収するのが早くなるし、表現の幅や質が向上していきやすくなると思う。 幅広く聴いたり、知識を得るのはそれからでも遅くない。

深く聴くためにはどうすれば?

深く聴くということはだた「繰り返して何回も聴く」ということとイコールではない。 その曲のどこが好きなのか?どうして好きなのか? 表現したかった世界観とかメッセージはどんなものなのか? それを考えながら聴いてみると、深く入り込みやすいはず。 作った側が真剣なら、聴く側も真剣になろうってことだね。




◆まとめ

今回の講座『バンドマンが音楽を聴くなら広く浅く?狭く深く?』

  • 音楽をより深く知るなら広く深く聴く方がよい。だけど時間の関係でそうもいかないのが現実ではある。
  • 広く音楽を聴くことでさまざまな音楽・ジャンルやアーティストの感性に触れることでたくさんの知識が得られる。
  • 深く音楽を聴くことで、演奏の演出や、楽曲が作り出す世界観に没頭していくこと。それによって自分の音楽観に大きな影響を与えていく。
  • リスナー(聴く専門)、いわゆる音楽ファンならどちらでもよいが、バンドマンは表現する立場という側面もあるからそうもいかない
  • 感性を磨くにはまずは音楽を深く聴くことをおすすめする。まずは一つの基準を作って、それから引き出しを増やしていけば良い。

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