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25日目:メロディにコード進行をつけてみよう

今までのコード進行の講座では、コード進行のみを考えることに重点を置いてきた。 だけど、作曲する場面においては、既にメロディが決まっている段階でコードをつけるという場面も多いと思う。 そこで、今回はメロディにコード進行をつけるコツを3つのポイントに分けて紹介していくよ。

そうですね! コードにメロディをつけるコツは教えてもらっているので、今回はその逆パターンですね。

メロディにコードを合わせるコツはいくつもある

メロディにコード進行を合わせる場合に、何が正解とか不正解とかいうことは無い。 だから、あくまでメロディとコードがスムーズに合いやすいコード進行のポイントというニュアンスで受け取ってほしい。 そもそもメロディに重きを置くか、コード進行に重きを置くか、というバランスによってもメロディにあわせるコード進行は変わってくる。

メロディが存在することで制約も

メロディも何もないゼロからの状態でコード進行を考えるなら、どんなコード進行にしてしまっても問題はない。 だけど、すでにメロディがある場合は、あまりにメロディとの相性が悪いコード進行をつけてしまうと、 ハーモニーが崩壊し、曲のバランスが崩れてしまうこともある。

そういう意味ではメロディが存在することで、コード進行考案に制約がかかってしまうことになるね。 メロディとコード進行はチームメイトみたいなもの。 お互いが自由にやりすぎていると、コラボレーションは生まれない。 言い換えれば、メロディとコード進行がうまくはまれば、それぞれ単品を遥かに凌ぐ魅力的なものが出来上がるんだ。

ポイント1:基本は頭と終わりに合わせる

例えば、下記のようなメロディを見てみよう。

コード進行サンプル1
[拡大してみる]

まずメロディにコード進行を合わせる考え方で、一番セオリーなのが小節の頭と終わりの音に合わせたコードを当て込むというポイントだ。 例えば、上記のメロディの各小節の頭と終わりの音をまとめるとこんな感じだね。

  • 1小節目:ド→ラ
  • 2小節目:レ→ソ
  • 3小節目:ソ→ミ
  • 4小節目:ド→ラ

それぞれの音で構成されているコードでコード進行を考えてみると以下の2パターンが考え付くよね。

  • F→G→Em→Am
  • Am→G→C→F
  • Dm7→Em7→CM7→Am7

いずれのコード進行もしっくりくる感じがするはず。 参考音源を聴いてみてほしい。


すごい自然な感じですね! 頭と終わりのメロディとコードの構成音を合わせればスッキリまとまるということですね。

そうだね。 この考え方を軸に、いろいろ変化をつけていけばいいと思うんだ。

ポイント2:小節内で一番重要な音に合わせる

次の考え方が、小節内での一番重要なメロディーの音に合わせたコード進行を当て込むことだ。 例えば、下記のようなメロディを見てみよう。

コード進行サンプル2
[拡大してみる]

それぞれの小節で一番重要な意味を持つ音が下記の音だとして、コード進行を考えてみよう。

  • 1小節目:ミ
  • 2小節目:ソ
  • 3小節目:ラ
  • 4小節目:ファ

C→G→Am→F
Am→C→F→Dm
Em7→Am7→Dm7→FM7


一番聴かせたい音とコードがバッチリ融合するので、しっくりはまる感じがしてよいですね! そうでない音のしっくりこない感じが逆にメリハリが効いていて、それもいい感じです。



ポイント3:小節内で一番多い音に合わせる

他にも、小節内で一番多い音を構成音に含むコード進行を当て込むのも有効な手段だね。 これだと、メロディとコードの雰囲気がかみ合うのがよいところだね。 この方法も例を紹介しておこう。

コード進行サンプル3
[拡大してみる]

  • 1小節目:ラ
  • 2小節目:ソ
  • 3小節目:ド
  • 4小節目:レ

F→C→Am→G
Dm→Em→F→G
Am→Am7→FM7→Dm7


確かにメロディとコードの一体感がしっかり感じられるので、まとまりのある曲というか、世界観が聴く側にとって、非常に分かりやすくなりますね。

ポイントとなるのはメロディとコード構成音の合わせ方

今回、3つほどコード進行考案の方法を紹介したけど、実はそれぞれに共通しているポイントがある。 それは、「メロディとコードの構成音を合わせること」だ。

確か、メロディの作り方-コード内音編-でも、コード構成音のメロディなら両者はピッタリとはまると言っていましたもんね。

まさにそれだね。 とはいえ、実際問題メロディの音を全てコードの構成音で作るのはあまり現実的でないし、自由度も低い。 だけど、メロディとコードの構成音があまりにちぐはぐだと、よほどうまく作らないと曲のバランスが崩れたり。表現したい世界観がぼやけたりする。

だから、メロディのどの音にコードの構成音を合わせるかがメロディにコード進行をあてはめる上で大事なコツとなるんだ。 どの音に合わせるのが正解・不正解というものはないし、必ずしも合わせる必要はないけれど、作曲の練度や精度を高める上では、その概念を体得しておくことがとても重要なポイントだよ。




◆まとめ

今回の講座『メロディにコード進行をつけてみよう』

  • ゼロからの状態でコード進行を考えるなら、非常に自由度は高いけど、すでにメロディがある場合は制約がかかってしまう。しかし、メロディとコード進行をうまく調和させれば、曲の魅力はグンとアップする。
  • 一番セオリーなのが小節の頭と終わりの音に合わせたコードを当て込む方法だ。自然な感じでメロディとコード進行がなじみやすい。
  • 小節内での一番重要なメロディーの音に合わせたコード進行を当て込むのも有効なコツだね。一番聴かせたい音とコードがばっちり融合するのがポイントだ。
  • 小節内で一番多い音を構成音に含むコード進行を当て込むのもよい方法だ。メロディとコードの一体感が感じられる。
  • メロディとコードを合わせるコツは「メロディとコードの構成音を合わせること」。メロディのどの音にコードの構成音を合わせるかを考えるのが重要だ。




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