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19日目:曲の雰囲気・世界観からメロディを作る

最近曲作りをしていて悩みがあるのですが、、、。
なんというか曲に対して、自分が思っていた雰囲気・世界観のメロディが作れなくて、曲が完成してもなんだか違和感があるんですよ。。

なるほど、今の発言はもう完全に初心者を脱却した内容だね。
とうとう理結ちゃんもコンポーザーとして一人前になったのかと思うと嬉しいよ。

あの、そんなことより悩みに答えてくださいよー(泣)

分かった、分かった(笑)
じゃあ今回はメロディが持つ雰囲気や世界観と、自分のイメージ通りの雰囲気を持ったメロディの作り方に迫ってみようか。


音の響きが曲の雰囲気作りに効果的

「自分がこういう曲を作りたい!」となった時に、うまくアイディアが湧いて思い通りに作れたら最高だね。
だけど、なかなかそうもいかない。。
そういう時は、作りたい曲の雰囲気を分析し、それによって使う音の組み合わせの方向性を決めていくと、イメージ通りの曲が作りやすい。

???

「ド」とか「レ」の音はそれぞれ響きが違う。
そして違う音が組み合わさったのがメロディラインだ。
だからその組み合わせ方次第で、曲調が大きく変わるのは分かるよね?

はい、それは分かります。

何度も曲を作っていると、音の組み合わせが持つ雰囲気や曲調が分かってくる。
だからその音の組み合わせを中心にして、曲・メロディを作れば、自分のイメージに近づけるのが楽になるんだ。
今回は、それぞれの音が持つ響きについて触れていきたいと思う。


それぞれの音の持つ響き

まずはそれぞれの持つ音の響きをまとめてみた。
とりあえずCメジャースケールの音で今回は表している。
(キーによっても響きが違いますが・・・)


1度:ド
基本となる音。
安定感があり、響きに癖がないため、どんなメロディにも相性がよい。
2度:レ
「広がり」「未完成」と「気だるさ」「冗長」を感じさせる音。
この音は、曲の節目の繋ぎに使われることが非常に多い。
3度:ミ
「安定」「透明感」と「情熱」「失望」を感じさせる音。
同じメジャースケールのコードで、どの音とも相性がよく、とても安定している音。
それゆえ、この音を伸ばすようにすると切ないさや情熱といったものを演出する
4度:ファ
「不安定」「未完成」「切なさ」といった要素と「穏やかさ」「平凡さ」という要素を持つ音。
この音は他の音やコードとの組み合わせで、性格が大きく変わる。
暗いメロディには前者、明るいメロディには後者の雰囲気を持つ。
5度:ソ
「広がり」「安定」「希望」「空」といった要素を持つ音。
非常に伸びを感じることが出来る音で、メロディを明るくする。
6度:ラ
「躍動」「平凡」「深刻」といった要素を持つ音。
とても安定した音。暗い雰囲気の曲は、この音を軸として作ると雰囲気が出やすい。
7度:シ
「不安」「寂しさ」「透明」「切なさ」といった要素を持つ音。
地に足がついていないふわふわした雰囲気を出しやすい。
1度の音にスムーズに繋がる。

※筆者の主観・経験に基づくものです。


作りたい曲の雰囲気に一番近い音を軸とする

まずは自分の作りたい曲の雰囲気をじっくりと考えて、軸となる音を1~2つ選ぼう。
ここでいう音は、「ルート音」のことではないので要注意。
あくまで、メロディを考える上での雰囲気を構築する上での話。

ちなみに曲の雰囲気・世界観をより細かく・具体的に考えることが重要だ。
そして、一番聴かせたいキメとなる部分や、導入部などでその音を強調して使用すると、曲の雰囲気や一体感を演出しやすくなる。


例:Mr.Children「くるみ」

例としてMr.Childrenの名曲「くるみ」を挙げておきたいと思う。
この曲は、しっとりめのバラードで、悲しみ・喪失感、そしてその対となる希望を歌った傑作である。
この曲の軸となる音は「3度(ミ)、4度(ファ)」の音である。

導入部のメロディの基調となっているのは「3度」の音。
そしてサビでは「4度→3度」の音を繰り返し用いることにより、深い感情を表している。

・・・もっと書いていくと長くなってしまうので、この辺りで留めておきます(笑)
ただ、音の組み合わせが曲の雰囲気に大きな影響を与えることを理解しておくと、メロディ作りの精度が飛躍的に向上します。




◆まとめ

今回の講座『曲の雰囲気・世界観からメロディを作る』

  • それぞれ響きの違う音が組み合わさったのがメロディラインだ。だからその組み合わせにより曲調・雰囲気は大きな影響を受ける
  • 特定の音の組み合わせを中心にして、曲・メロディを作れば、雰囲気・世界観を演出しやすい
  • まずは自分の作りたい曲の雰囲気・世界観をじっくり具体的に考える必要がある




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