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27日目:ジャズの基本!ツーファイブワンのコード進行

この作曲講座では主にポップスやロックでの作曲を主なターゲットにしているけど、今回はちょっと趣向を変えて、Jazz(ジャズ)の基本となるコード進行について触れてみよう。

ジャズってカフェとかバーでかかっていますよね! 私の中では、オシャレな音楽の代名詞って印象があります。

ジャズっていうジャンルはとってもオシャレだし、絶妙な間とかが要求される音楽で、ポップスやロックの杓子定規なビートとはまた違った世界観の音楽だね。 ポップスやロックを主戦場としている作曲者にとっても、ジャズの世界観を取り入れることは新鮮だし、大きなプラスになると思うんだ。

セオリーとも言えるツーファイブワン

ジャズのコード進行で、セオリー中のセオリーとも言えるのが、ツーファイブワンというコード進行。 ジャズというジャンルの中で、日常的に使用されており、ジャズに詳しくない人でもこのコード進行を取り入れれば、ぐっとジャズのようなオシャレな雰囲気を出すことが出来る。

ツーファイブワンってどんなコード進行?

ツーファイブワンってどんなコード進行なんですか? ツーもファイブもワンも数字を表していますよね・・・あーっ!もしかして!

お察しの通り。 ツーファイブワンとは、その数字の通り、2度→5度→1度というコードの流れを表している。 例えば、キーがCであれば、「Dm→G→C」という流れになるね。 早速、音にして聴いてみよう。

コード進行サンプル1
[拡大してみる]

実際に聴いてみると、最後のルートコードに非常にスムーズに帰ってくるのが感じ取れますね。 だけど、これってなんかあんまりジャズらしい雰囲気じゃないような。。 ほんのりジャズみたいな・・・。

ジャズのコード進行はセブンスにあり

あまりジャズっぽくない・・・それは正解なんだ。 上記のコード進行は確かに音の度数で言えばツーファイブワンなんだけど、全てが「マイナー→メジャー→メジャー」という素直すぎるコード進行だからなんだ。

ポップスやロックではよく使うメジャー・マイナーだけど、ジャズなどのオシャレ系音楽では滅多に使われることはない。 ジャズのコードは、セブンスを中心とした四和音以上のコードを使ったコード進行が中心となる。 三和音のシンプルで明快な響きではなく、四和音以上の複雑な響きのコードを用いることで、おしゃれな世界観を構築していると言っても良い。

なるほど・・・確かに音楽に限らず、オシャレというものは単純明快なものより、一歩踏み込んだものが多いですもんね。 ということは、ツーファイブワンの本当のコード進行は「Dm7→G7→CM7」になるということですね!

コード進行サンプル1
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さっきのコード進行と比べると、急に大人びたおしゃれな世界観になって、ぐっとジャズっぽい雰囲気になったよね。 このように「2度→5度→1度」と「セブンスコード」の2つがツーファイブワンの重要なポイントになる。

ウォーキングベースを合わせる

ツーファイブワンのコード進行に、ウォーキングベースを合わせることで、普段ジャズに触れていない人でも、ジャズらしい楽曲を作ることが出来る。 試しにサンプルを作ってみたので、聴いてみてほしい。

コード進行サンプル1
[拡大してみる]

今回の講座は「ジャズに詳しくない人に、ジャズのテイストに触れてもらう」というテーマで紹介した。 自分本来のジャンルでの楽曲作成につまづいている時は、たまには全く別ジャンルに触れてみることで、気分転換や今後の楽曲作成のヒントになるし、作曲者としての幅も広がっていくはずなので、貪欲に吸収していこう。

ツーファイブワンを基にしたコード進行

最後に付録として、ツーファイブワンを使用したコード進行をいくつか掲載していきたいと思う。 ちょっとジャズっぽいアンニュイな雰囲気の楽曲を作りたいと思った時は参考にしてみてほしい。

[Dm→G7→CM7→FM7]
シンプルなツーファイブワンのコード進行に、4度のメジャーセブンスを追加したコード進行。
[Am7→D7→GM7→E7]
最後に転調コードを入れることで雰囲気を盛り上げて、変化を促すコード進行。



◆まとめ

今回の講座『ジャズの基本!ツーファイブワンのコード進行』

  • ジャズのコード進行で、セオリー中のセオリーとも言えるのが、ツーファイブワン。文字通り「II→V→I」とコードが遷移していくのが特徴。
  • ジャズではメジャーやマイナーといった素直な響きの三和音コードではなく、セブンスを中心とした四和音のコードが使われることが多い。
  • ツーファイブワンのコード進行に、ウォーキングベースを合わせることで、ぐっとジャズらしい雰囲気の楽曲を作ることが出来る。




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