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12日目:キー(調)と音階について

おはよう。
今日は、音度とコードについて学んだから今日は、音階を少しとキー(調)について触れたいと思う。

よくカラオケとかで「原曲キー」とかありますね。

キーというのは、いわゆる音階・スケール(例えばドレミファソラシドの音の並び)のルートとなる音のことだ。
じゃあそもそも音階って何っていう話になるね。


音階とは「音の並び」のこと

音階(スケール)とは、音を昇順または降順に並べた音の並びのことだ。
っていっても「だから何?」って感じだよね。

おっしゃる通りです。

もっと感覚的な言葉を使うと、決められた音階つまりは音の並びをメロディーで使っていれば変な音にはなりませんよーといった感じのもの。
あまり難しく考えずに、「作曲をしている時にどんな音を使えばよいかのヒントをくれる」程度のものと考えておけばよい。


音階のイメージ
↑ 音階のイメージ

そんなゆるいものなんですか。

もっと理論的な話もあるけど、曲を作る時点ではややこしくなるだけだし、初心者の時に本格的に学ぶより、 曲をたくさん作って音の流れを体で理解してからの方が理屈として理解しやすいから。
「習うより慣れろ」ってこと。


メジャースケールとマイナースケール

基本的な音階として、メジャースケールとマイナースケールがある。
メジャーとマイナーという響きを聴いて、なんとなくピンときた方は、前回の「和音・コードとは?」を理解しているということだね。
長調と言われるのがメジャースケール。短調と言われるのがマイナースケールだ。


メジャースケール

メジャースケールは、短調の音を使わないスケール。
いわゆる「ドレミファソラシド」がメジャースケールだ。
メジャーコードと同様に明るい響きだね。


メジャースケール

マイナースケール

メジャースケールは、短調の音を使わないスケール。
こっちはマイナーコードと同じで暗い響きだ。
ちなみに、3度と6度、7度の音が短調の音が使われているスケールだ。
「ラシドレミファソラ」の音の並びが、マイナースケールの響きだね。


マイナースケール

まずはメジャースケールだけ理解しておこう

ハルさん、スケールを作曲でどう使うのかが全然分からないです。。

やっぱり理論から入るとそうなってしまうことが多いよね。
実は曲を作っているときは、メジャースケールとマイナースケールの違いを意識することってあまりない。

え、そうなんですか?

なぜなら、メジャースケールもマイナースケールも音の流れ自体が同じだから。
Cのメジャースケールは「ドレミファソラシド」。
Aのマイナースケールは「ラシドレミファソラ」。
音の並びは同じでしょ?


メジャースケールとマイナースケール

本当だ。。
じゃあとりあえずメジャースケールだけ覚えておけば、実用的には大丈夫ですね!

その通り。
キーがCだったら、「ドレミファソラシド」の音を使っていれば間違いないし、
キーがGだったら、「ソラシドレミファ♯ソ」の音を使えばOK。


音階で曲の雰囲気を決められる

音階で面白いのは、音階によって曲の雰囲気を決められること。
たとえば、「ドレミファソラシド」の「レ」と「ソ」を抜いた「ドミファラシド」の音階で曲を作ると、江戸時代っぽいメロディーになる。

他にも「レ」と「ラ」を抜くだけで、沖縄っぽい雰囲気のメロディーが出来る。
自分ならではの音階を考えだすのも面白いと思う。


ポップスではマイナーペンタトニックがポピュラー

また、ポップやロックのフレーズでは、「ファ」と「シ」を抜いたマイナーペンタトニックという音階もポピュラーだ。
このマイナーペンタトニックを使うと、かっこいいロックなメロディが作ることが出来る。


マイナーペンタトニック
↑ 例:Aマイナーペンタトニック



キーと楽譜

音階についてはなんとなく分かった気がするんですけど、曲のキーとなる音ってどうやって判別すればいいんですか?

楽譜でト音記号の横に♯や♭が書いてあることがあるよね。
実はこれが曲のキーを表しているんだ。


ト音記号の♯・♭

え!そんなんですか!?
これってどうやって読めばいいんですか?

これは♯や♭が書いてある音はどの高さでも♯がつくということを表している。
例えば、♯が「ファ」についている時は「ファ」を弾くときは常に「ファ♯」を弾くということになる。

そういうことだったんですか。
でも、それでどうやってルート音が分かるんですか?

♯が「ファ」についている時に、「ドレミファソラシド」を弾くと、響きがなんだか不思議な感じがするよね?
では試しに「ソラシドレミファ#ソ」って弾いてみて。

あ。。。
「ドレミファソラシド」と同じメジャースケールに響きになる。。
つまり♯や♭が降ってあるのは「メジャースケール」の響きにするためなんですね。

そう。そういうものだと理解しておけば問題ない。
ちなみに♯、♭の数とキーの関係は以下の通り。


♯・♭の個数 ♯のキー ♭のキー
♯が付く音 キー
(ルートとなる音)
♭が付く音 キー
(ルートとなる音)
1 ファ G(ソ) F(ファ)
2 ファ,ド D(レ) シ,ミ B♭(シ♭)
3 ファ,ド,ソ A(ラ) シ,ミ,ラ E♭(ミ♭)
4 ファ,ド,ソ,レ E(ミ) シ,ミ,ラ,レ A♭(ラ♭)
5 ファ,ド,ソ,レ,ラ B(シ) シ,ミ,ラ,レ,ソ D♭(レ♭)
6 ファ,ド,ソ,レ,ラ,ミ F#(ファ#) シ,ミ,ラ,レ,ソ,ド G♭(ソ♭)
7 ファ,ド,ソ,レ,ラ,ミ,シ C#(ド#) シ,ミ,ラ,レ,ソ,ド,ファ C♭(ド♭)

キーとスケールを掴むことがメロディやコード進行作りの第一歩

キーと音階(スケール)の関係を理解することが、メロディやコード進行を考える上での第一歩。
キーと音階を理解することで、使ってよい音、使うと変な響きになる音が分かる。
使ってよい音の組み合わせで、メロディ・コード進行は作られている。

当然、時にはわざと音を外すこともあるけど、それはキーとスケールを理解しているからこそ、 より良い曲をするための音外しをすることが出来るようになる。
まさしく「基本なくして応用なし」ということだね。




◆まとめ

今回の講座『キー(調)と音階について』

  • 音階とは「作曲をしている時にどんな音を使えばよいかのヒントをくれる」音の並びのこと
  • メジャースケールとマイナースケールがあるが、どちらも使っている音の並びは同じなので、まずはメジャースケールを覚えよう
  • 音階によって曲の雰囲気を決められること。ポップやロックでは、マイナーペンタトニックのフレーズがよく使われる
  • 楽譜でト音記号の横に♯や♭が書いてあるが、これが曲のキーを表している
  • キーと音階(スケール)の関係を理解することが、メロディやコード進行を考える上での第一歩




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