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15日目:メロディを作るのは理論?才能?
理結ちゃん、最近の作曲の調子はどう?
今まで初歩的な作曲理論について学んできたんですが、実際の作曲でどうやって活かせばいいのかなぁって悩んでいます。
それにメロディとか伴奏の作り方もせっかくだから、作曲理論を使いたいし。。
なるほどね。
和音とかキーとか伴奏とか学んできたけど、それらがバラバラで良い感じで結びつかないということだね。
じゃあ理論を活かしたメロディラインの作り方について触れていきたいと思う。
よろしくお願いします!
さて、ここで表題の「メロディラインを作るのは理論?才能?」だけど、どっちだと思う?
よくアーティストが「空からメロディが降ってきた」とか言うじゃないですか?
ということで、感覚だと思います。
うん、間違ってはいない。
音楽理論を全く分からない人が急にすごいメロディラインを思いついたりすることはあるからね。
でもメロディラインを考えるペース、質の平均値という意味ではやっぱり音楽理論が必要になってくる。
というわけで答えは「理論とセンスの両方」ということになる。
理論が才能のレベルを押し上げる
音楽というと発想力や創造力といったものが最重要という認識があるけど、作曲理論を身につけることでそういった才能・センスといった感覚的な能力も大きく向上する。
才能や発想といったところで、メロディは音楽というルールに則って作られる。
また理論というのは、先人達の知恵と歴史によって定義されてきたもの。
自分だけの能力ではなく、今まで無数の音楽家達が作り上げてきた音楽の歴史、DNAと融合した方が、良い曲が作れるのは明らかだろう。
あなたが頭の中に浮かんだメロディも、自分の知識・経験というデータベースが何らかの化学反応を起こしてうまれたもの。
だから自分の中の知識・経験が増えれば当然、メロディの質も上がる。
そして、知識の部分を担当するのが作曲理論なんだ。
作曲理論のみでメロディは作れる?
実はメロディというのは作曲理論があれば作ることが出来る。
良くあるコード進行を持ってきて、そこに合理的な音を当て込んでいく。
それで曲は作れてしまう。そこに発想や感覚はほとんど必要ない。
ただし、その理論というのは作曲した人それぞれが自らの経験を通して身につけたものである。
だから作る人によって、その人自身のカラーが現れる。
ある意味、そのカラーの質(レベル)がセンスとも言えるかもしれない。
才能がない・・・と泣き寝入りはしないこと
上述したように才能とは、生まれ持ったものではなく、自らの知識・経験からにじみ出たアイデンティティである。
確かに生まれながらに抜きん出た才能・創造性を持った人もいます。
しかしそれだけで曲の良し悪しが決まらないのが作曲であり、音楽です。
私には才能がない・・・そうやって諦めたり、泣き寝入りしたりしていませんか?
それを言っていいのは、長年かけてちゃんとした作曲理論を体得し、経験を積んで自分ならではの曲を作ることが出来るようになった人だけである。
先天的な才能やセンスを嘆く前に、まだ出来ることがあるはず。
スランプになったり、嫌になってしまったら、しばらく離れるのも重要だ。
悩んだり、忘れたりするにより、感性が磨かれることだって十二分にあるからね。
◆まとめ
今回の講座『メロディを作るのは理論?才能?』
- 良いメロディラインを作るには、理論と才能の両方が求められる
- 頭の中に浮かんだメロディは、自分の知識・経験から生まれるもの。自分の中の知識・経験が増えればメロディの質も上がる
- 良くあるコード進行を持ってきて、そこに合理的な音を当て込んでいくことで作曲理論のみで曲は作れる
- 行き詰った時でも先天的な才能やセンスを嘆く前に、まだ出来ることがあるはず。時のは中断期間を作るのも有効