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3日目:作曲悩~聴く側から作る側~

~いつものカフェにて~

ハルさ~ん。。。

どうしたの?
浮かない顔して。

私、作曲をなめていました。。
鼻歌でもなんでもメロディを作り出すのは難しすぎて出来なかったです。。

そうきたか。

いざ鼻歌で今までにない曲を歌おうと思うと、どうしていいか分からず固まってしまうんですよ。
どうしてなんでしょうか?


音楽を「聴く」と「作る」では全く次元が違う

それはね、音楽を「聴く」ことと「作る」ことは全く違うことだから。
音楽を聴くということは「本を読む」や「レシピを見ながら料理を作る」、「風景画を書く」ことに似ている。
対して、音楽を作ることは「小説を書く」や「創作料理を作る」や「抽象画を書く」ことに似ている。

前者と後者の大きな違いは何だと思う?

うーん。。。
前者は、すでにあるものに対して何かしているけど、後者は、まだないものを作ろうとしていることですか?

大正解!
前者については、すでに答えがあるもの。それに対してアクションを起こしている。
後者は、まだないものに対して、自分で考え、または感じて作り出していくもの。

これは、脳の使い方からして全く違うんだ。
だから、演奏がすごいうまい人がオリジナル曲を全く作れなかったりするのは、そういうことなんだ。


「聴く側」から「作る側」へ

そうはいっても、急に違うことなんて出来ない気が・・・。

そう。
皮肉なことに音楽をたくさんたくさん聴きまくっている人ほど、「作る」ことができないケースが多い。
「0」を「1」にすることと、「1」を「2」にすることはイコールじゃないから。
だから少しずつ、「作る」側の脳の使い方をしていく必要がある。

「聴く」側から「作る」側へということですね。
でも鼻歌でも考えようとすると何にも浮かばないんですが・・・。
これって私にセンスがないんでしょうか(泣)


作ろうとしてうまくいかないなら「替え歌」から

いやいや、センスというより曲を作る土台が出来ていなかっただけ。
センスっていうのはある程度突き詰めていって初めて感じるもの。

はぅ・・・。

いきなり「0」から曲を作り始めるのは誰だって難しい。 だからまずは「0.5」らへんから初めてみると良い。

どういうことですか??

まずは理結ちゃんの知ってる歌の替え歌から始めてみよう。

替え歌ですか?

そう、替え歌。 メロディを変えてもいいし、歌詞でもいい。 最後に音が高くなるメロディを最後に下げてみるとか、歌のリズムを変えてみるとかそういう感じでいいよ。

それなら頑張れそうな気もします。。 でも、それで効果があるんですか?

今はまだ決められた音楽しか分からないけど、そこに変化を与えるのが目的。
だから騙されたと思ってやってみて。


~数日後~

ハルさん。
早速風呂場で替え歌の鼻歌を歌い続けていたのですが。

うんうん。

なんだか、ぼーっとしてても鼻歌が歌えるようになってきました!

少しずつ変わってきたということだね。
そうやって「作る」脳にしていって、それから「0」から曲を作るということをしてみると メロディが浮かぶようになってくると思うから、少しずつ頑張っていこう。




◆まとめ

今回の講座『作曲悩~聴く側から作る側~』

  • 音楽を「聴く」と「作る」では全く次元が違うから、楽器が上手だからと言って曲を作れるとは限らない
  • 作ろうとしてうまくいかないなら「替え歌」から始めてみよう
  • 「作る」脳にしていくことで、作曲が出来るようになる

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