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演奏技術編2日目:ここで差がつく!ピッキングの強弱

今回のテーマはピッキングの強弱についてです。
ピッキングの強弱は、譜面には載っていません。
そのため、音源を聴いて参考にしたり、自分で盛り上がりと盛り下がりを考えて、強弱をつけていく必要があります。
このような譜面に記されていない場面が、ギタリストの実力で差がつく部分だと思います。

ピッキングの強弱の目的とは?

ピッキングの強弱をつけることにはどんな目的があるのか。
それは「曲の表情をつけるため」です。
ある曲を演奏するとして、ずっと同じ強さでピッキングをしていると、曲のメリハリがなく単調になってしまいます。
音楽はエモーショナル・・・感情的な要素が必要不可欠ですから、強弱がないと機械的な演奏になってしまい、リスナーは感動しないし、退屈になります。
「ベースアレンジのコツ」などでも伝えていますが、ベースに関しては強弱は意図的につけないのがセオリーです)

強調する音、捨てる音を区別し、盛り上がりをコントロールする

ギターで曲を演奏する場合、全ての音を聴かせる必要はありません。
そうしてしまうと、リスナーはどの部分を聴けばいいのかがぼやけてしまい、印象に残りづらいものです。
むしろ、聴かせたい音と捨てる音を区別して、1曲を通して盛り上げどころ、盛り下げどころをコントロールしましょう。

ここでいう捨てる音というのは、リスナーの記憶に残らない音という意味で使っています。
捨てる音と言っても、決して不要な音ではなく、強調する音を活かすための音と考えてください。
(イメージとしては、最初のAメロで、ポロンとやさしくストロークするような音のことです)

アルペジオでは強弱がとても重要

アルペジオ奏法とはコードを抑えた状態で弦を一本ずつ弾くことを指しますが、アルペジオにおいてピッキングの強弱はとても重要になります。
強弱をつけずに弾いてしまうと、いかにも単調な音になります。
せっかく音を散らして弾くのですから、強弱もつけて広がり感や扇情感を持たせましょう。

基本は一番高い音を強く弾く

アルペジオでは、基本的に抑えたコードの一番高い音を弾くときに一番強く弾くのがセオリーです。
音楽自体が高い音ほど強調される音である傾向があるためです。
高い音を10としたら他の音は5~7くらいのトーンで弾くのが良いと思います。



練習方法

ピッキングの強弱は、日頃の練習から意識しないと身につかない能力だと思います。
ハードロックやヘビーメタル系を中心に練習している方は、ギターの音が歪んでいるため、ピッキングニュアンスが音に反映されづらいため、特にその傾向が顕著です。

音はクリーントーンで

練習方法ですが、まず音はクリーントーンにしましょう。
歪んでいると強弱が分かりづらいし、歪みによりごまかせてしまいます。
(ごまかすのはステージ上やレコーディングだけにしておきましょう)

だんだん強く、だんだん弱く

そしたら単音・コード弾きの両方で、4ビートを刻みながら、2つ刻むごとに音を強めて弾いてください。
一番強いピッキングになったら、逆に音を弱めて弾いていってください。
このピッキングニュアンスの段数は人によってそれぞれですが、繊細な音楽をやりたい方は10段階は欲しいです。

慣れてきたらメリハリを意識する練習

上記の練習に慣れてきたら、今度は下記のようにメリハリをつける練習をしてみてください。
(分かりやすくするため、10段階で記載します)

1→10→2→9→3→8→4→7→5→6

正直、このように正確に強弱をコントロールするのは非常に難しいですが、練習を重ねていくことで、強弱に対する意識が大きく向上すると思います。

強く弾く際のリズムの乱れに注意

強弱の練習をしていて、落とし穴になるのがリズムキープです。
多くの方が、強く弾く際にはテンポが速くなる傾向になります。
強く弾いても、リズムが乱れないように踏ん張る練習を行うことも重要です。

音の強弱を意識することで音楽への嗅覚が鋭くなる

ピッキングに限らずですが、音の強弱を実際に意識して弾くようになると自分の演奏の幅も広がります。
また音楽を聴く際にも、今まではドレミの音の組み合わせで聴いていた音楽が、強弱を含めた曲の息遣いのようなものまで感じ取れるようになると思います。
それによって、音楽をより深く楽しめるのはもちろん、自分のバンドマンとしてのレベルも大きく向上しますね。


この講座のポイントはココ!

ピッキングの強弱のような譜面に記されていない場面が、ギタリストの実力で差がつく部分。
そこを意識することで自分の演奏の幅も広がります。

ギターで曲を演奏する場合、全ての音を聴かせる必要はなく、聴かせたい音と捨てる音を区別して、曲の盛り上がりをコントロールしよう。

アルペジオでは抑えたコードの一番高い音を弾くときに一番強く弾くのがセオリー。
高い音を10としたら他の音は5~7くらいのトーンで弾くのが良い。

強く弾く際にはテンポが速くなる傾向がある。
強く弾いても、リズムが乱れないように意識して練習しよう。





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