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7日目:自宅での練習はドライブ?クリーン?
ギタリストなるもの、日頃の練習が欠かせません。 そんな日々の練習で、みなさんはどのような音色(おんしょく)で練習されていますでしょうか。 今回は、自宅で練習する際の音色について触れていきたいと思います。
自宅で練習する際の音作り
自宅でアンプを使う時、音作りが目的でなければ、アンプ単体かコンパクトを少し繋いで・・・という楽に音作りをしている方も多いかと思います。 かくいう自分もその一人です。 自分が使っているROLANDのMICRO CUBEは、アンプに簡易エフェクターやアンプシミュレーションがついているため、それで一通り賄えます。
きちんとやるならスタジオで使用するエフェクター、セッティングでやる方がよいのでしょうが、自宅に本番で使うようなJC-120や大きいマーシャルアンプを置ける方はあまり多くはないでしょう。 そのため、ライブやレコーディング前とかでなければ、そんなものでいいかなと思っています。 それよりもさくっと音を作って、スムーズに練習に入る方がモチベーション的にも重要です。
自宅で使うのにオススメのアンプは「音作り編6日目:「JC」と「マーシャル」どちらのアンプで音作りをすべきか(後編)」で触れていますので、そちらをご覧ください。
歪み系?クリーントーン?
いよいよ本題です。 ギターの音色といってパッと思い浮かぶのは、クリーントーンとオーバードライブやディスト―ションなどの歪み系だと思います。 自宅で練習する際は、どちらかの音色で絞るのではなく、両方の音色で練習することを強くオススメします。
音色によって磨かれる技術が異なる
大きな理由は、クリーントーンと歪み系で使う技術の種類が大きく異なるため、偏って練習してしまうと、アンバランスでとんがった技術になってしまいがちです。。 「俺はメタルに生きるから尖ってナンボだぜ!」という方であっても、クリーントーンでの練習で取得できる技術がメタルなどのロック系サウンドに活きることも多々あります。 あまり意地にならずに、バランスよく技術を身につけていきましょう。 それぞれの技術のポイントは次回以降に紹介していければと思います。
生音での練習も大事!
エレキギターは生音があまり鳴らない楽器ですよね。 生音で演奏する際に要求される技術はクリーントーンとほぼイコールですが、技術よりもひらめきや創造性などを磨くのにとても重要だと思います。
アンプで音を鳴らして練習するのに比べると、ギタリストが頭で考える・頭で補完する比重が大きいため、メロディやアレンジ、弾き方などで思わぬ発見が見つかるものです。 クリーントーンで弾いている時はクリーントーンでの弾き方、歪み系なら歪み系の弾き方を無意識にしてしまい、そのイメージの中でしかギターと向き合うことが出来ません。 生音の場合は音をイメージする余地が残されており、より柔軟な発想がしやすく、ギターにより向き合える時間であると思います。 自分は作曲もしていますが、メロディやアレンジを思い浮かぶのはやっぱり生音で弾いている時が多いです。
心技体という言葉がありますが、それはギターにも当てはまることで、技術や体力だけでなく、心やセンスも磨いていくことが大事であると考えています。 知識がある/ないという話ではなく、やっぱりギターも頭を使って弾くことで、味のあるギタリストに近づけるものです。
この講座のポイントはココ!
自宅でアンプを使う時、音作りが目的でなければ、さくっとセッティングしてスムーズに練習に入った方がモチベーション的には良い。
クリーントーンと歪み系では身につく技術の種類が違うため、どちらの音色でも練習することを欠かさない方が良い。
エレキギターの生音はあまり聴こえない。だからこそ、音をイメージする余地が残されている。 それが発想力や想像力を成長させるので、生音での練習も行うようにしよう。