本ページはプロモーションが含まれています。
10日目:ギタリストにリズム感って必要?リズム感を伸ばすには?
音楽とは基本的に決まった拍の上で、音符が踊って、それが曲になります。 そしてバンドも、メンバーでリズムを共有して、一つの音楽を作り上げていくものです。 音楽、そしてバンドをやる上ではリズムというものは切っても切れない重要な要素です。
ドラムとベースがバンドのリズムを支える
ドラムとベースのことをリズム隊と呼ぶことが多いです。 ドラムとベースはそのパートの性質上、バンドのリズムをコントロールするウエイトが他のパートよりも多いためです。 そのため、その両パートにはリズム感が要求されるのは分かりきっていますね。
では、ギタリストはどうか?
一方、ギタリストについてはバンドの色付け的な役割が強いです。 そして、一般的にはリズムを刻む楽器というよりは、華やかなメロディなどを演奏するという印象が強いかもしれません。 ギタリストにリズム感は必要なのでしょうか?
ギタリストにリズム感は必要!
バンドがより一体感の高い演奏を行うためには、ドラム・ベース以外のギターやボーカル、キーボードにもリズム感は当然必要になります。 ブレイクやキメの部分を揃えることはもちろん、バッキングやミュートの刻みで正確なビートを刻むことは疾走感を生み出します。 ギターソロなどのリフもきっちりとドラムのリズムに合わせて正確に演奏することで一歩上の演奏をすることができます。
リズム感だけでなくピッキング精度向上がカギ
単純にギタリストのリズム感といっても、リズムの揃った演奏を実現するためには大きく分けて二つの要素があります。 一つは、一定のリズムを捉えることのできるリズム感そのもの。 そして、もう一つはそのリズム感を正確に実現するピッキングの精度です。 リズム感だけがあっても、それを音として表現する技術が必要になります。
リズムは頭で理解することが大切
リズム感は先天的な要素もありますが、後からでも努力次第で身につけることが可能と言われています。 リズムというものを感性的なものではなく、理屈的なもの(システム)なので頭で理解することが大切です。 バンドサウンドの場合は、多くの音符でスコアが成り立っています。 そのため、それぞれの音符の長さを把握し、ドラムのビートと合わせて弾くタイミングを覚えましょう。
自分でもリズムを刻むようにしよう
リズム感を向上させ、安定した演奏にするためには、ドラムやベースに合わせに行くだけでなく、自分の中でもリズムを刻むことはとても有効です。 具体的には、ドラムのリズムに合わせて、足でリズムをとったり頭を上下させるなど体を動かしてリズムを刻み、そのリズムにギターを乗せていくことです。 そうすることで、ドラムがリズムを刻んでいないような箇所であっても、安定したリズムを保ちやすくなります。
ピッキング精度向上はひたすら録音と反復練習
均等に正確に音を鳴らすためには、とにかくリズム感を意識してのピッキング練習を繰り返すしかありません。 自分でリズムを刻んだものをスマホやレコーダーなどで録音し、それを聴いてどこがずれているのかを確認し、ひたすら反復練習することで、リズムに対してとても敏感になります。
毎日の練習の中でいかに意識できるか
リズム感を育てるためには特別なことは何もありません。 日々の練習の中で、いかにリズム感を意識して組み込んでいけるかにかかっていると思います。 うまいギタリストというのは例外なく正確なリズムキープができるものですので、一歩上を目指すのであればリズム感の向上に努めることが大切です。
この講座のポイントはココ!
ギタリストはバンドの色付け的な役割が強いが、バンドがより一体感の高い演奏を行うためには、リズム感が必要になる。
リズムの揃った演奏を実現するためには「リズム感そのもの」とリズム感を正確に実現する「ピッキングの精度」が求められる。
バンドサウンドにおいて、リズムとは感性的なものではなく、理屈的なもの。 曲中の音符の長さを把握して、ドラムのリズムにギターを乗せていこう。
リズム感を育てるためには、日々の練習の中でどれだけ意識してできるか、また録音→分析→練習をいかに反復していくかにかかっている。