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9日目:ギターのTAB譜を早く覚えるコツやポイント

明日がスタジオなのにまだ楽譜を覚えていない。。。 そんな風に焦った経験がある方は多いかもしれません。 多忙な社会人や学生、数多く掛け持ちしているバンドマンの方は特に。

ギターの楽譜(TAB譜)を早く覚えるコツ概要

とても自慢できるような数ではありませんが、自分も4つくらいバンドを掛け持ちしていた時は、曲を覚えるのはしんどかったです。 曲数をこなすためには、楽譜、、、ギタリストならTAB譜を利用する方がほとんどでしょうが、効率よく覚えることが大切になります。 自分がTAB譜を早く覚えるために実践しているコツは下記の通りです。

音を覚える

自分は常々思いますが、ギタリストの方はTAB譜だけでなく、5線譜やドレミを覚えることを強くおすすめします。 ギターの各フレットがドレミでいえば、どの音が該当するのかを覚えれば、TAB譜に記載されているフレットの数字を覚える手間が格段に楽になります。 TAB譜の数字として覚えるのは、ただの暗記のようで大変ですが、音階として覚えるとTAB譜の数字を見なくても思い出すことが出来るようになります。

さらに、ギターの弦によって、音が同じでもフレットが異なります。 (例:1弦の7フレットと2弦の12フレットは同じ音) TAB譜に書いてある弦とフレットの組み合わせよりも弾きやすい、または覚えやすい組み合わせがあるかもしれません。

コードは音の組み合わせが決まっている

楽譜の上段には「C」や「Dm7」といったアルファベットや数字が記載されていますね。 これがコードであることはおそらく、多くの方がご存知だと思います。 コードは和音であり、「音の組み合わせ」という情報を持っています。

そのため、「コードの構成音」と「ギターフレットのドレミ」「コードポジション」を把握していれば、バッキングやアルペジオのフレットを一つずつ覚えるケースというのは大分減るはずなのです。 たとえば下記のTAB譜を覚える時に、上記の3つを把握していれば、覚えるのはバッキングパターンとコードのアルファベットのみとなり、各弦のフレットの数字を覚える必要がないため、覚える要素は20%程度になります。

コード

(もちろん、イレギュラーケースはあります。 譜面上段に書かれているのが「C」であってもコードの押さえ方が通常のCとは大きく異なるようなケースも。)

右手と左手を別々に覚える

バッキングやアルペジオなどはコードや指の配置が変わっても、ピッキングパターンは変わらないことが多いです。 そのため、右手と左手を別々に覚えることで、効率的に覚えることができます。 例えば、下記のTAB譜を見てください。

TAB譜

一見、フレットが小節ごとにめまぐるしく変わりますが、ピッキングパターン(右手)は全く変わりません。 そのため、フレット(左手)と、1小節のピッキングパターンのみ覚えればよいので、覚える量は全ての音を一つずつ覚えるのに比べて、67.5%程度で済みます。

余談:まずは大まかに覚える

今までに紹介した内容は、覚える量を減らすことで、効率よくTAB譜を覚えるポイントを紹介しました。 今度は、スタジオ練習に間に合わせるためのポイントです。

時間が足りない場合は、細かいバッキングやアルペジオのパターンを覚えるのでなく大まかに覚えてしまうのもアリです。 プレイを突き詰めるのであれば、細部までしっかり詰めるべきなのかもしれませんが、時には割り切りも必要です。

バンド練習では通せる必要がある

スタジオでの練習で曲全体を通せないのではスタジオ練習の時間とお金が無駄になります。 弾ける弾けないは別問題として、覚えてこないのは明らかなマナー違反です。 そのため、まずは曲全体の構成を覚えて曲を通せるようになる必要があります。

そこでまずは大まかに覚えて低品質でも曲を演奏できるようにして、段々と細かい部分まで覚えて、演奏の精度を高めていきます。 落とし込んでいく時も曲の構成を把握しているため、覚えるのも早くなります。 もし、細かい部分が間に合わなくても最低限スタジオ練習では通せますし、曲のポイントとなる部分も掴んでいけるはずです。


この講座のポイントはココ!

フレットの数字を追うのではなく、音階やコードを体得することで「音」で楽譜を覚えることが出来る。 それによって覚える要素の数が大幅に減るから、TAB譜を覚えるのが早くなる。

右手はコードバッキングにせよアルペジオにせよ、ピッキングパターンが決まっていることが多い。 そのため、右手と左手を別々に覚えることで、覚える量を減らすことが出来る。

スタジオ練習で曲を通せないのは問題外。 時間がないときには、曲をおおまかに覚えて、次回以降の練習で細部を詰めていくという割り切りも時には大切だ。 大まかに覚える→段々と細部まで詰めていくというプロセスを習慣化しておくと、曲全体を把握できるため、覚えるのも早くなる。


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