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83日目:ソロ・弾き語りスタイルでの演奏のポイント

83日目:ソロ・弾き語りスタイルでの演奏のポイント

バンドっていろいろな構成があるよね。 人数は2人から多いバンドは7人、8人くらいもいるバンドもある。 人数が同じでも、各パートの構成が違えば、全く違う雰囲気のバンドにもなる。

そうですね。 リズム隊以外がエレキギターだけならロックな感じだし、ピアノやキーボードが入るとポップだったりオシャレな感じもしますし、アコギが入ると素朴な感じにもなるし。

そこで、今回からはいくつかのバンド構成を取り上げて、それぞれのポイントを紹介していきたいと思う。 初回である今回は、ソロつまりは弾き語りについて取り上げたいと思う。

ソロ・弾き語りスタイルの魅力とは?

あの、ハルさん。 初回から言うのもなんですけど、一人で音楽やるならバンドじゃないと思うんですが。。。

まあね(笑) ただ、せっかくだから一人でやるソロ・弾き語りのポイントも紹介していきたいかなと思って。 早速だけど、ソロ・弾き語りの魅力ってなんだと思う?

う~ん・・・距離感でしょうか?

うん、自分もそう思う。 ソロ・弾き語りとバンド形式の音楽と何が違うのかというと、一人かそうでないかになる。 一人というのは、お客さんの視線も注目も全て一人で引き受け、一人で音楽をお客さんに提供する独特な世界だね。 それゆえにお互いが引き込まれるし、バンド形式に比べて、お客さんと演奏者の距離感がとても近く感じれるのが大きな魅力だと思う。

演奏者の個性がより大切になる

バンドは複数のメンバーによる個性・魅力の融合に対して、ソロ・弾き語りは完全に自分一人の個性・魅力が問われる。 演奏者の力量がお客さんにダイレクトに伝わるため、反響を得やすい反面、ごまかしが効かない。 それは難しさや厳しさがある分、やりがいにもなる。

ソロ・弾き語りの難しさ

MC・進行

またMCや進行も自分が一手に引き受けるため、喋りやお客さんとのコミュニケーションもしっかりと出来るようになる必要がある。 バンドであれば、メンバーに振って話が出来る場面も、一人ではお客さんに向かって話をするしかないからね。 お客さんのノリや感触に敏感になり、その場に合わせたトークが必要とされる。

飽きさせない工夫

弾き語りで1ステージをお客さんに退屈させずに持たせるのはとても難しい。 それは何故だと思う?

やっぱり、演奏の幅が限られるからじゃないですか? 一人だと楽器も一つだし、コーラスも使えませんよね?

その通り。 ずっと同じテンポでライブをしようとすると、30分以上あるステージだとどうしてもダレてしまう可能性が高い。 何とか飽きさせない工夫を考える必要がある。



ソロの大きなメリット

ソロ・弾き語りは苦労も多い反面、メリットも多い。 活動で得た人脈・実績は間違いなく自分のものになるし、自分のペース・スタイルで活動を続けていくことが出来る。 バンドでありがちな「スケジュール調整の大変さ」「方向性の違い」「性格の相性」を味わう機会も皆無でフットワークが軽いのは大きなメリットだね。

演奏面で幅をつけよう

ソロ・弾き語りを続ける上で常に付きまとう問題が「演奏のバリエーション」だね。 上述の通り、楽器は一つ、コーラスもないため、歌と楽器のコンビネーションでのみ音楽が成り立つ。 ピアノであれば、両手で別の音を出せるし、音色の幅も広いが、アコースティックギターの場合はそうもいかない。

そうですよね。

個人的にはポイントは4つだと思う。 それが「強弱」「曲の長さ」「飛び道具的な曲調」「静けさを有効利用」の3つだ。

強弱

一人で弾きながら歌う場合に、音に幅をつけるといえば、強弱のウエイトが大きい。 大げさなくらいに感情的に強弱をつけた方が聴いている人の心に届くし、バリエーションになる。

曲の長さは幅をつけて

弾き語りの場合、普通のポップスやロックで使われるAメロ→Bメロ→サビ×2→間奏+大サビ→サビのような展開の曲は正直言ってダレやすい。 ステージの中で数曲はあってもよいが、短くサラッと終わる曲や、構成が一風変わった曲を間に挟んでいって、テンポのよいセットリストを心がけたい。

飛び道具的な曲調でメリハリを

自分の得意なジャンルはあると思うけど、全てがそれでは中だるみしてしまう感は否めない。 ジャンルをガラっと変えたり、個性的な曲調の曲を飛び道具としてセットリストに組み込むことで、メリハリが効いて、お客さんがスムーズに曲を聴き続けることが出来る。

静けさを有効利用して強弱をしっかり

ギターでの弾き語りの場合、盛り上げようとしてサビではコードをかき鳴らすパターンを多用しがちだ。 しかしそうなると、サビの展開が読めてしまう懸念がある。 サビであっても、時にはアルペジオでしっとり弾いたり、ギターとボーカルの掛け合いのようにして、静けさをうまく取り入れることで、演奏にダイナミクスを利かせることを意識しよう。

ソロ・弾き語りはとにかく頭を使おう

ソロ・弾き語りは全てを自分のみでやらなければならないため、考えることも多いし、制約も多い。 演奏も自分ひとりでやるので、アレンジや構成にも自分のクセが出やすく、それがよりメリハリをつけることに苦労する。 だからこそ、曲のアレンジやMCでの話題、弾き方、歌い方といった細かい一つ一つのことをしっかりと考え続けよう。 時には、意表を突いたアイディアが必要になることもある 考えれば考える分だけ、演奏の幅が広がり、自分の能力も向上していくはずだ。



◆まとめ

今回の講座『ソロ・弾き語りスタイルでの演奏のポイント』

  • ソロ・弾き語りはお客さんの視線も注目も全て一人で引き受け、一人で音楽をお客さんに提供する独特な世界。お客さんとの距離感が近いからお互いが引き込まれやすいが、よりアーティストの個性が問われる。
  • MCも進行も一人でやらなければいけない。お客さんのノリや感触に敏感になってステージをコントロールする能力が求められる。
  • ソロ・弾き語りは、実績や経験がそのまま自分のものになるし、スケジュール調整や音楽の方向性、性格の相性などを気にせずに出来る。
  • 楽器が一つでコーラスもないため、演奏で飽きさせないための工夫が必要になる。「強弱」「曲の長さ」「飛び道具的な曲調」「静けさを有効利用」などを意識して変化をつけていこう。



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