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102日目:バンドマンにとってライブとは何か?

「バンドとは何か?」編の第三回となる今回は、バンドマンにとって非常に大きなウエイトを占める「ライブ」について、触れていきたいと思う。
これはあくまで自分の経験により感じたがメインとなる。
ライブへの想いや考え方は、バンドマンによって様々だから一つの参考意見として聞いて欲しい。

よろしくお願いします!


バンドとライブは切っても切れない縁

まずライブというのは、バンドマンにとって切っても切れない縁がある。
ライブを行わないバンドというのはとても少ないし、バンドを組む大きな目的の一つが「ライブに出ること」であるからだね。

私もライブ大好きですよ!
ライブがやりたくてバンドを組んだようなものですから!

とはいえ、そのライブというイベントに対する想いや目的はそれぞれだ。
ここではいくつかのパターンを考えてみたいと思う。

自分が主役になれる舞台

ライブをしている間は、お客さんやPAさんの視点は、ステージ上のアーティスト、つまりは自分に集中することになる。
そしてステージの上では、自分の思い通りに演出や演奏、パフォーマンスが出来る。
まさしく自分が主役になれる舞台そのものなんだ。

ライブっていうのは、まさしく出演者が主人公ですもんね。
照明を浴びて、思いっきり歌ったり、演奏したりすることはこの上なく楽しいです!

ライブは自己表現の場

上記と近い部分はあるけど、ライブというのはステージ上からお客さんに音楽やパフォーマンスを届ける一方通行のコミュニケーションだ。
(あくまで表現の部分についてね)
その性質から、自分が表現したい世界観や空間、思想、感情などを表現する絶好の機会でもある。
「自分はこんな音楽・エンターテイメントが好きで、これこそが自分というアイデンティティだ。お客さんはどう思う?」というメッセージを送っているということなんだ。

まさしく自己表現の場なのですね。
そして、それが他者(お客さん)に受け入れられるのかを試す場でもあるんですね。

そうだね。 アマチュアバンドのほとんどのライブは、そういう意味合いが強いと思う。
もちろんプロのバンドだって元はといえば同じこと。
アマチュア時代からそういうライブを繰り返して支持してくれる人を増やしていった結果なんだ。

自己満とお客さん満足度とのシーソーゲーム

でも、自己表現にばかりこだわると、いわゆる自己満足でお客さんを置いてけぼりになったりしませんか?

そういう可能性は確かにある。
「バンドは自己満足」という言葉もあるけど、それが過ぎるとただの痛いバンドになってしまうこともある。

とはいえ、お客さんというのは強烈なオリジナリティに憧れるもの。
自己満足だろうがなんだろうが、それをお客さんが好意的に感じるのであれば何も問題はないと思う。
ただし、あくまでお客さんの存在を忘れないことが前提だ。
お客さんにどう映るかをしっかり考えながらの自己満足ならOKだと思うけど、そうでない場合はただの自己満足で終わってしまうね。

お客さんからお金と時間をもらっていることを忘れずにプロ意識を持って・・・ということですね。
これはまさしく自己満足とお客さんを楽しませるエンターテイメントのシーソーゲームですね!

なんだかうまいこと言ったね。。

純粋に楽しむ・発散する場所

他にも、日々の生活の中でいろいろと溜まってしまったものを発散したり、純粋に音楽を楽しむという場でもある。
迫力のある音響と鮮やかな照明、そんな環境の中でバンドメンバーと音楽を楽しむというのは素晴らしいことだ。
さらに言えば、その空間をお客さんと共有できるということは、バンドマンにとって最高の幸せでなのかもしれないね。

そうですね!
本当に楽しそうにライブをしている人は、見ている方も幸せになれますよね。
これぞライブの醍醐味でしょうか。

ライブはビジネスの場

また音楽を仕事としている、または仕事にしたいと考えているバンドマンにとっては、ライブというのはビジネスとして重要なイベントだ。
最近は音楽CDが売れないこともあり、ライブによるチケットや物販で収益を上げていることが多い。
そういうバンドからしたら、ライブは飯のタネであり、まさしく職場とも言える。

なんだかお金のためにライブをやるっていうのも正直、複雑な気もしますが・・・。

そういう考えも理解できるけど、逆にお金がかかっているからこそ人は頑張れるし、高いプロ意識を持って、クオリティを上げることが出来るという面もあるんだ。
バンドで食べていきたいっていう人は、音楽が好きというのもあるだろうけど、先人の成功を見て、一攫千金を狙っているものだ。
それに、そういう考えがないとシビアな環境でやっていけないとも言える。
もちろんお金が全てなはずはないけど、お金というものが大事というのもまた真実なんだ。

何のためにライブをしているのかを振り返ろう

以上、いくつかライブをやる目的を挙げてみたけど、自分にとってのライブに当てはまるものはあっただろうか。
別にあっても無くても良いのだけど、自分は何故ライブがやりたいのか、何のためにやっているのか、ライブをやってどうなりたいのかを考えることは大切なことだ。
それを忘れずに自分の中に置いておくことで、充実したバンド活動を続ける道しるべになるのだと思う。

せっかくステージの上で演奏するのだから、高い意識・モチベーション・クオリティでお客さんを喜ばせてあげたいね。
そして何よりもライブを楽しむことが一番大切。
とんでもなく楽しめたライブっていうのは、必ずポジティブな結果を生み出すものだ。




◆まとめ

今回の講座『バンドマンにとってライブとは何か?』

  • バンドとライブは切っても切れない縁がある。自分にとってライブとは何かを考えることで充実したバンド活動のヒントになるはず。
  • お客さんやPAさんの視点を一身に集めるライブは自分が主役になれる場であり、自分という存在を表現する場所でもある。
  • ライブハウスという環境でバンドメンバー、そしてお客さんと音楽を純粋に楽しんだり、発散することはバンドマンにとってとても幸せなことだ。
  • また音楽を仕事にしている人にとっては、ライブというのは広告や収入の面で非常に貴重な場所であり、仕事場でもある。

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