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78日目:完全プロ志向でバンドメンバーを選ぶポイントとは?
バンド活動を行う上でバンドメンバー探しは必ず通る道。 そしてほとんどの場合、バンドメンバー探しは難航するし、良いメンバーと巡り合うことが出来るとも構わない。
そうなんですよね。 私たちのバンドもとても苦労しました。
そこで今回は、良いバンドメンバーを探し出し、充実したバンド活動を行えるために、バンドメンバーを募集・選ぶ上で大切なことを考えていきたいと思う。 バンドメンバーの探し方は、「バンドメンバーの集め方」に掲載しているので、そちらも参考にしてみてほしい。
候補が複数いたらどうするか
バンドメンバーを募集していて、一人だけが募集してきて、その一人が自分の条件にぴったりと合致した場合は何の問題もない。 だけど、複数人が募集してきて、その複数の候補から選ばなければいけない場合にはどうすればよいのだろうか?
えーと、、、やっぱり演奏技術の高い人を選ぶのが良いんじゃないでしょうか。。
確かに演奏技術は非常に重要な要素で、バンドメンバー選びにおいては大きなウエイトを占める。 だけど、自分がバンドメンバーに求めるもので一番大切なことが常に演奏技術かというと決してそんなことはないんだ。
なるほど。 自分のバンドの方向性や状況、立場でバンドメンバーに求めるものが変わってくるということですね。
その通りだね。 バンドメンバーの候補が複数いた場合には、自分が今後のバンド活動をより円滑に、充実したものになるかという視点でメンバーを選ぶことが大切だ。
一番大切なのは活動の方向性
バンドメンバー探しにおいて、一番大切なのは活動の方向性なんだ。 どんなに演奏技術があっても、どんなに魅力的な人材であろうとも、バンド活動の方向性が異なれば、それがうまくいく可能性はずっと低い。 ここでいう活動の方向性というのは、音楽のジャンルとか世界観といった音楽性の方向性ではなく、バンドをやる目的の方向性のことだね。
バンド活動で食べていくという完全プロ志向の人が、いくら演奏技術があっても社会人で趣味でバンドをやっている人をメンバーとして迎え入れるというのは、スタートはよかったとしても、バンド活動が軌道に乗ってきた時に、大きなリスクとなるんだ。
完全プロ志向のメンバー探しで重視する点は?
完全プロ志向・・・つまりはバンド活動でメシを食べる、バンド活動を仕事とすることを目的の人にとって、バンドメンバーを探す上で重視すべき点は下記のポイントだと思う。
- 人脈
- 人間的魅力
- プロ意識
- 強いメンタル
- 年齢
人脈
音楽で成功するためには、とにかくお客さんを集めること。 そしてそのためには、様々な人脈が必要になる。 友達や知人といったつながりはもちろん、ライブハウスの人やイベンター、芸能事務所の人から、他分野においても幅広い人脈が持っていることが大切だ。 顔合わせの際に今までの実績を確認しておくことは忘れずに。
個性的な魅力
またプロというのはどの分野においても、弱肉強食の厳しい世界。 特に音楽業界といったエンターテイメントの世界は特に。
新たなアーティストが出てきては消えていく中で、生き延びていくには人を惹きつける特別な何かが必要だ。 強烈な個性といってもよい。 ルックスが飛びぬけている、面白い声をしている、人の心を震わす楽曲が作れるといった強みを持っているメンバーを集めることが好ましい。
プロ意識
プロというのは、もらった仕事をやり遂げるビジネスマンのことだ。 仕事に関わる人には礼儀正しく、どんなに小さな仕事や、やりたくない仕事でも全力を尽くせる真摯な姿勢を持っている人は、他の人から信用され、人脈や評価も広がっていくもの。 顔合わせなどで遅刻してくる人はプロ意識という面では不安が残る。
強いメンタル
プロを目指すことは果てしなく大変なこと。 うまくいかないことや大きな壁に何度もぶつかるだろう。 その度に大きく凹んでいたり、病んでSNSで愚痴をいうようなメンバーだと、バンド活動がうまくいくはずもない。 バンドメンバー探しの中でそれを判別することは困難ではあるが、顔合わせなどでSNSを交換したりした際にはチェックしておこう。
また安定した生活を望んでいるような人には、プロを目指すという一世一代の大博打は向いていない。 だから「普通の人」とはズレた世界観を持っている人を選ぶ方が可能性は高いかもしれない。
年齢
いくらプロ意識があっても、才能があっても、音楽でプロになるというのはある程度、年齢制限があるのもまた事実。 現時点でプロになっていないのであれば、出来れば25歳以下、最高でも30歳程度が限度とされている。 特に女性の場合は、25歳を超えると相当に厳しいと言われているし、恋人がいる場合は結婚や妊娠などで重要な時期に離脱してしまうリスクもある。 もちろん年齢が全てではないし、30歳を超えてからプロになった人だってたくさんいることは間違いないけど、若い方が有利であるとは言えるだろう。
自分も選ばれる側であるという意識を忘れずに
バンドメンバー募集をしていると、自分が相手を選んでいるため、どうしても自分主体となってしまうことが多い。 だけど実際にはバンドメンバー募集の顔合わせというのは、お互いがお互いを見極める大切な機会。 実は自分も応募してきた相手に品定めされているようなものなんだ。
顔合わせをして、自分がとても好印象を抱いたとしても、その時の態度ややり方次第では、加入を断られることだって当然ある。 だから、どんな相手であったとしても、上から目線にならずに真摯に向き合う必要があるんだ。 それがお互いにとっての礼儀であり、マナーであって、それが出来ない人というのはプロへの道もより厳しくなるものだ。
◆まとめ
今回の講座『完全プロ志向でバンドメンバーを選ぶポイントとは?』
- バンドメンバー探しにおいて、一番大切なのは活動の方向性なんだ。どんなに演奏がうまかろうと、抜群の才能があろうと、完全プロ志向の人が、趣味で音楽をやっている人と組んだら、たとえスタートが良くでもどこかで離脱してしまう大きなリスクがある。
- 完全プロ志向なら、「人脈」「人間的魅力(センス)」「プロ意識」「強いメンタル」「年齢」という点を重視することをおすすめする。
- メンバー募集の顔合わせというのは、実はお互いが品定めをする重要な機会。自分が募集しているとしても、上から目線にならずに真摯な姿勢で対応する必要がある。