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74日目:個性的なバンドになるために~外見編~
個性的なバンドになるためには、他にはない魅力を表現することから始まる。 今回からは個性的なバンドになるためのアプローチを紹介していきたいと思う。
よろしくお願いしますー。 今回のテーマはなんでしょうか?
今回のテーマはずばり「外見」だ。 「形から入る」という言葉は、あまり良い意味で使われないこともあるけれど、個性的なバンドになるためなら、むしろどんどん見た目・ルックスから入っていくべきだ。
音楽は聴覚の前に視覚から入る
音楽は耳で聴くもの。 だからといって、良い音楽を構築することだけを考えればよいかというと、そんなことはない。 なぜなら多くの場合は、音楽は聴覚よりも前に、視覚から入るからだ。
耳より目が先ということですね。
例えば自分が新しい音楽を探している時のことを思い出してみてほしい。 レンタルCD屋で借りるCDを探している時、音楽のダウンロードサイトで興味のありそうな音楽を探している時だ。 そういう時は、大抵CDのジャケットや楽曲のサムネイル画像が興味を持つきっかけになることが多いはずだ。
あー、確かにそうですね。 かっこいいジャケットやかわいいサムネ画像があるとついつい、興味を持って手にとっちゃいますね。
外見で印象に残れば、記憶に残りやすい
外見で興味をもってもらう、または印象に残れば、楽曲を聴いても印象に残る可能性は大きく上がる。 音楽を視覚→聴覚の順に体感する場合、多くの人はまずはその視覚から聴く音楽の仮説を立てる。 そして、実際にその音楽を聴いてみて、その仮説通りだったとしても、逆に全く違う印象(ギャップ)だったとしても、そのどちらの場合にも印象に残りやすいんだ。
それは、例えばかわいらしいルックスの女の子が写っているジャケットで、実際に聴いてみたらデスボイスを駆使したハードな音楽だったとか、もしくは想像通りのキュートなポップなサウンドでもどちらでもOKということですか?
そうだね。 ギャップがあれば、それはその意外性が心に残るし、興味を持つということはその時点でポジティブな感情があることが多いから、想像通りだったとしても、「やっぱり想像通りで気に入った」と心に残るようになるわけだね。 だから、視覚つまりは外見で興味を持たせることは非常に大切なんだ。
外見は一番伝わりやすい個性
さらに言えば、外見というのはバンドの個性や世界観を一番伝えやすい手段でもある。 バンドメンバーの外見は人それぞれで違うし、服装やジャケットなどの表現方法で、バンドの色を表現しやすい。 もちろん、楽曲や声といった音でも同じことが言えるけど、外見はよりダイレクトに分かりやすくリスナーに伝わるのがポイントだ。
ということは、なるべく目立つような外見や服装をして、バンドの世界観を全面に押し出すように努力する必要があるわけですね!
もちろん目立つことは大切だ。 だけど、それよりもバンドのカラーや世界観に沿ったものを考えるのが好ましいね。 しっとりとしたオシャレなバンドが、荒々しいギラギラした格好をしているよりかは、多少地味でも小奇麗にまとめた方がしっくりくる。
上述したギャップを目指す場合には、そのギャップをポジティブに捉えてもらうために、確信犯的に見せ方を考えた方が良い。 行き当たりばったりのギャップだと、ギャップだけを狙いすぎている感じがして、痛々しくなってしまうなんてこともありうる。
外見でバンドの世界観を構築しよう
バンドのカラーや個性を表現するために、まずは外見をどう見せるかを考えることで、バンドの世界観を構築しよう。 自分たちの個性をより鮮明に伝えるためには、どのような服装や髪形、ポージングなどが良いのか。 出来る限り具体的に落とし込んでいくようにしよう。 いまいちイメージが湧かない場合には、ファッション雑誌を読むこともよい勉強になる。
衣装とかって結構細かく考えないといけないですよね。 例えば、かわいい雰囲気の服装って言っても、ゴスロリもあるし、ガーリーな感じもあるし、スウィートだったり、清楚だったり、カジュアルだったり、細分化されていますもんね。
やっぱり顔・ルックスは重要?
バンドの個性を表現するのに、外見の良さ、いわゆる顔の良さ・ルックスというのは必要なんでしょうか?
・・・それはそうだね。 自分に置き換えて考えてみよう。 イケメンやかわいい子というのは、それだけでポジティブな印象を受けやすいよね?
シビアな話だけど、バンドをやる上で生まれながらにもった外見・ルックスの良さというのは非常に大きな武器になる。 もちろん、それが全てなことはないが、有利なことは間違いない。 もし、顔に自信がなくても、スタイルやファッションセンスを磨くことは大きなプラスになるよ。
女の子はスタイルとファッションが良ければ、化粧を頑張れば、すごいかわいくなりますもんね! 私、頑張ります!
成りきることの難しさ
バンドの外見に、ある程度アグレッシブな衣装や世界観を選んだ場合は、その雰囲気にしっかりと成りきることが大切だ。 ビジュアル系みたいな恰好をしているのに、恥ずかしそうなそぶりを見せるのは正直言ってかなりダサい。 「恥ずかしがるくらいなら最初からやるなよ」と思われても仕方ない。
自分たちが構築した世界観に成りきることは難しいけど、バンドの個性をより明確に表すためだと思って、頑張ってみよう。 バンドで上に行きたいのであれば、そういう面でのプロ意識は必要になってくるよ。
◆まとめ
今回の講座『個性的なバンドになるために~外見編~』
- 多くの場合は、音楽は聴覚よりも前に、視覚から入る。だからこそ、個性的なバンドになるためなら、見た目・ルックスから入っていくべき。
- 外見で興味を持った場合、多くの人はその音楽の仮説を立てる。音楽を聴いてみて、その仮説通りだったとしても、逆に全く違う印象(ギャップ)だったとしても、印象に残りやすい。
- 外見で目立たせることは大切だが、バンドのカラーや世界観に沿ったものを考えるのが好ましい。 行き当たりばったりのギャップは痛く映ることもあるので、確信犯的にギャップをポジティブに捉えてもらえる方法を考えよう。
- アグレッシブな外見を選んだ場合には、その世界観に成りきることが大切。そんな時に恥ずかしがっていると、正直ダサい。