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49日目:セルフ・自主制作レコーディングの注意点

いよいよレコーディング当日。 不安と期待が入り混じった独特の高揚感があると思う。 今回はそんな自主制作レコーディング(セルフレコーディング)当日の注意点などについて触れていきたいと思う。

機材・マイクの準備

レコーディングは音を録音することなので、レコーダー、マイク、ケーブル、アンプなどが必要になってくる。 それぞれの調達は出来ているだろうか。 バンドサウンドなら8トラックは同時録音できるMTRが欲しい。 また、ドラムを録音する場合には複数のマイクを使用する。

ドラム採りのマイクって大体何本くらい必要なんですか?

マイキング(楽器に対してマイクを設置すること)の仕方にもよるけど、多い場合は1つ1つのドラムパーツにセッティングして、全体や3点セット(バスドラム・スネア・ハイハット)も別で採ったりするよ。 少なくともバスドラムやスネア、ハイハット、全体、ライドなど5~6本くらいのマイクがあると嬉しいね。

購入すると結構な額になってしまいますね。 事前にスタジオなどでレンタルも考えた方がよいですね。

そうだね。 普通のリハーサルスタジオである程度の本数までは貸してくれるはずだけど、事前にしっかり確認しておこうね。

レコーディングルームでは”音”に注意

マイキングやMTRの設定が終わったら、必ず一度音を試し採りして、音割れがないか、小さすぎないかといった問題が無いかを確認しておこう。

採ってから音割れしてて取り直しとかは切ないですね。。

あと意外と忘れがちだけど、ライン撮りじゃなくてマイク採りの場合は、レコーディングルーム内を無音に保つ必要がある。 エアコンの音はもちろんだし、クリックの音が漏れていないか、携帯電話は振動も音もしないサイレントモードになっていないか。 あとくしゃみやせき、ドアの開閉などで音を立ててしまうこともあるので、演奏者とMTRのエンジニア以外は外に出ておいた方がよいね。

しかも、見られながらだと、緊張して力が入ってしまいそうですしね。

タイムキーパーと進行管理はしっかり

自主制作レコーディングといっても、時間が無限にあるわけではない。 セルフレコーディング開始前に、その日はどこまで採るのかを決めておこう。 そして進行具合を管理するタイムキーパー的な存在も必要だ。 もし、音源に納得できなかったとしても、全体がどんどん後ろ倒しになっていくのはスケジュール面からも、金銭面からも厳しいものだ。

事前にしっかり練習と、レコーディングの進行のイメージをしておけってことですね! 確かに良いものを採ろうとすればするほど、深みにはまってしまうものかもしれません。

そうだね。 決まった時間内で、例えばドラムのレコーディングが後ろ倒しになることで、他のパートにしわ寄せがいって、プレッシャーがかかってしまったり、納得のいくものが採れなかったりする。 レコーディングは計画通りにスムーズに進めることを心がけようね。

体調管理・コンディションは重要!

あと、レコーディングは集中力と体力を非常に使う作業だ。 前日に睡眠不足や二日酔いで来る・・・なんてことはないようにしたいね。 ボーカルさんは前日にカラオケやスタジオに行くのはやめておいた方が良い。

えー。 前日なんて気持ちを落ち着かせるためにも練習したいですよ。

ボーカルの喉は、一度しっかり使うと1日じゃ万全の状態に戻らないもの。 枯れた声でレコーディングなんていう事態は絶対に避けたいね。

えー。 前日なんて気持ちを落ち着かせるためにも練習したいですよ。

待ち疲れにも注意をしよう

あとはレコーディングの待機中はリラックスしながら待つようにしよう。 漫画を読んだり、昼寝をしたりと待っている間に神経を使わないようにしよう。 集中力はレコーディングの最中に使いたいからね。

分かりました! ではスマホでネットサーフィンでもしています!

パソコンやスマホの電子画面は思いのほか、心身共に疲れるもの。 紙媒体や昼寝やカフェでの時間つぶしとかの方が無難かもしれないね。




◆まとめ

今回の講座『セルフ・自主制作レコーディングの注意点』

  • レコーディングはレコーダー、マイク、ケーブル、アンプなどが必要。特にドラムには複数の本数が必要になる。レンタルの場合は事前にスタジオに確認をとっておこう。
  • マイク採りの場合は、レコーディングルーム内を無音に保つ必要がある。携帯やくしゃみ、ドアの開閉音は注意しよう。レコーディングルーム内にはMTRのエンジニアと演奏者のみが入るようにするとよい。
  • レコーディングの時間は有限。一つのパートの録音時間が伸びて、他のパートに大きな影響を与えないように進行管理・タイムキーパーが必要だ。
  • レコーディングは集中力と体力を非常に使う作業。体調管理はしっかりしよう。特にボーカルは喉のコンディションを万全にするために前日に歌うのはやめておこう。

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