本ページはプロモーションが含まれています。
22日目:ドラム・ベースの役割
こんにちは、ハルさん。
お疲れ様。
初ライブも終わったことだし、これからはバンドのより深いところに触れていこうか。
つまり、もっと上のバンドを目指す上でどうしていくかという話だね。
はい、よろしくお願いします!
各パートには役割がある
バンドの各パートにはそれぞれ、役割があるんだ。
これを理解することがバンドの上達のためには欠かせない。
バンドの各パートの役割ですか?
ボーカルは歌を歌って、ギターとベースはそれぞれ楽器を弾いて、ドラムはドラム叩くんじゃないんですか?
その通りなんだけど、バンドという一つのサウンドを演奏する際にそれぞれのパートがどのような役割のもっているかということ。
同じバンドでも、パートが違えば、音も違うし、リズム刻むだけのパートもあったりと、全然違うことをやっているよね。
別に同じことやっててもいいのに、違うことをやっているということはそれぞれに役割・意味があるからなんだ。
なんだか哲学的な話に感じますね。
全然そんなことないよ。
それじゃあ各パートをサッカーの例に例えながら、解説してみよう。
今回はドラムとベースの役割を説明するね。
ドラムの役割とは?
バンドのリズムを担うバンドの大黒柱
ドラムはバンドのリズムを担う非常に重要なパートです。
サッカーでいえば、ゴールキーパーに該当すると思います。
ゴールキーパーがいないとどんどん点を入れられて、チームはボロボロになりますね?
それとまったく同じことがバンドでも言えます。
ドラムがバンドのリズムをコントロールして、バンド全体を見てくれているからこそ、他のパートは思う存分演奏できるのです。
まさに大黒柱的な役割です。
ドラムがうまいと他のパートが微妙でもバンド全体が締まって見えます。
バンドのリズムをコントロールしているということは、それが乱れてしまうと他の演奏陣に与える影響は非常に大きいです。
それだけに責任重大ですが、やりがいのあるパートです。
ドラムのポイントはリズムの正確性
ドラムのポイントはとにかくリズムの正確性です。
8ビート、4ビートをいかに一定のリズムで刻むことが出来るかがポイント。
そこが揃えられないと他のメンバーも合わせづらいし、バンド全体が下手に聞こえてしまいます。
何度も基礎練習を繰り返して、性格なリズムキープが出来るようにしましょう。
ぶっちゃけていってしまえば、せっかくの格好いいドラムのリフも、リズムがしっかりしていないと台無しになってしまいます。
バンドの盛り上がりもコントロールする
それから次にバンド全体のダイナミクスもコントロールする必要があります。
ダイナミクスとは分かりやすくいうと強弱です。
1曲の中で抑えるところは抑えて、盛り上げるところは目いっぱい盛り上げる。
そういったメリハリを一番目に見える形でつけれるのがドラムというパートです。
ベースの役割とは?
ドラムと共にバンドの基盤を作る
ベースはドラムと共にリズムを刻むこれまた重要なパートです。
サッカーでいうと、ディフェンスに該当すると思います。
ディフェンスがしっかり守備をしていないと、キーパーだけでは失点は防げませんね。
ベースもドラムと同じようにリズムを担う役割です。
あくまで主導権はドラムにあるけど、それを影からサポートする、地味だけどなくてはならないけど縁の下の力持ちのような役割です。
ポイントはリズムとダイナミクスの正確性
ベースのポイントは、やっぱりリズムとダイナミクスの正確性です。
ドラムでは、ダイナミクスの変化をつけていたけど、ベースはその逆で、意図しない強弱はつけるべきではない。
常に一定の音量で一定のテンポでバンドのリズムを支える必要がある。
バンドのノリをコントロールする
代わりにベースはリズムのダイナミクスとでもいうべき、音の伸ばし方・切り方、つまりはゲートタイムをコントロールすることで、曲に表情・ノリをつけることができます。
ゲートタイムとは音の鳴っている時間のことです。
ドラムが音の強弱をつけるのに対し、ベースは音の鳴らす時間で曲の雰囲気、ノリをコントロールします。
8ビートを刻むのでも、次の音まで鳴らし続けるのと、スタッカートのように短く切ってリズムを刻むのでは、曲の雰囲気・ノリは大きく変わってきます。
すごい細かい技術が要求されるベースはまさに玄人向けです。
派手ではないけど、うまく弾ければ一番かっこいいパートだと個人的には思っています。
ベースは音の厚み・音圧を提供する
またベースはバンドの音圧を提供する役割を持っています。
ベースはギターのコードみたいに複数の音を同時に鳴らすことはありませんが、たった一つの音でギターの何倍もの音圧をバンドに与えてくれます。
コードを弾いていないのに、コードを弾いているような音の厚みはまさしくベースの特権です。
ドラムとベースはバンドのお父さんとお母さん
ドラムとベースはバンドのお父さんとお母さんと言われることがあります。
これは、ドラムとベースがバンドの基盤を作って、その中でボーカルやギター、キーボードが思う存分演奏できるからです。
またベースとドラムは2つで1つ。
共に助け合って、支え合って、バンドのレベルを押し上げていきましょう。
ドラムとベースのノリはグルーブともいわれる
また、ドラムとベースの2つが混ざり合って、ノリを形成することをグルーブと言います。
確かな定義という訳ではありませんが、実際に呼吸のピッタリあったドラムとベースの演奏を聴いていると、「これがグルーブか」と感じ取れると思います。
二人のノリが絶妙に絡み合って、共に互いの存在感を高め合っている様子は聴いていてとてもワクワクします。
ドラムとベースの人は、グルーブを感じさせられるような演奏を目指して協力し合って頑張っていきましょう。
◆まとめ
今回の講座『ドラム・ベースの役割』
- バンドの各パートには役割があり、それを理解することがバンドの上達に繋がる
- ドラムはバンドのリズム・盛り上がりをコントロールするバンドの大黒柱の役割
- ドラムはとにかくリズムの正確性を極めよう
- ベースは、バンドの音圧、リズムを影ながら支える縁の下の力持ち
- ベースは音量は変えずに、音を伸ばしたり、切ったりしてバンドにノリをつける
- ドラムとベースはバンドのお父さんとお母さん。二人でバンドの基盤を作ろう