50日目:音楽スクールには行くべきか?
ハルさん。
最近、ボーカルとしてパワーアップするためにボイトレに通おうかと考えているんですが。
ボーカルとして、バンドマンとして上達するためにはやっぱりボイストレーニングや音楽スクールに通った方がいいと思いますか?
とても有意義なことを考えているね。 自分もギター教室に通っていたことあるよ。 今回はボイトレやギタースクールといったいわゆる音楽スクールに行くべきかの是非について話そうか。
音楽スクールはたくさんある
一口に音楽スクールといっても、種類はたくさんある。 全日制の本格的な専門学校から、月○回・週○回といったような習い事形式のスクール、子供が通う音楽教室とかね。
私の場合は、もう大学卒業が控えているので、行くとしたら習い事形式の音楽スクールになりますね。
それがよさそうだね。 専門学校やスクールには、ボーカル用のボイストレーニングや、各楽器のスクール、バンド形式のバンドレッスンといったように様々なパターンがある。 また、何人かで一緒に授業を受けるのもあれば、マンツーマンで受けるのもある。 今回は、習い事形式のスクールに照準を当てていこう。
習い事形式ならマンツーマン指導がおすすめ
習い事形式の音楽スクールは、レッスンを受ける生徒の技術や年齢、境遇はもちろん、スタートやゴールバラバラだ。 そのため、複数人で一緒に授業を受ける形式だと、料金は安いかもしれないけど、自分にフィットするかと言えば怪しいものだよね。
確かにー。
専門学校なら「プロになる」といったように大体の目標は揃っているし、習い事だとただ単に通いに来てる人から、本当にうまくなりたい人まで様々ですもんね。
だから、自分の能力の向上が目的であるならば、自分の現時点の技量や長所・短所をしっかりと把握して個別的に指導してくれるマンツーマン形式の音楽スクールが一番なんだ。
音楽スクールの良いところ・注意するところ
音楽スクールに通うことは、自分のレベルアップのためには有効な場であるけど、メリットはもちろん注意点も存在する。 メリットは何といっても「プロの技術と触れ合えること」と「客観的な目で自分の演奏を見てくれる人がいること」の2つ。 これはとても重要で、音楽スクール以外の場ではなかなか得られないものだ。
自分の演奏について逐一見てくれて、かつ欠点などを見つけて指導してくれる人なんて普通いませんよね。 しかも、音楽スキルの高い人から。
「スクールに行ってるという驕り」に注意
しかし、注意しなければならない点も確かに存在する。 まず何よりもお金がかかる点。これは先生の人件費があるため仕方ないね。
近所のスクールの価格を調べてみましたけど、結構しますよね。 月1~2万とか。
そして、「スクールに行ってるから、うまくなっているだろうという驕り」が音楽スクールに通うことによる最大の注意点だ。 これはもちろん、本人の意識次第なんだけど、趣味程度でやっている人だと陥りやすい問題だ。
そうなんですか。。
例えば、音楽スクールだと1回のレッスンの時間は30分~1時間くらいだと思う。 これを週1回とか月1回やっただけで、そんなにうまくなると思う?
厳しそうですね。
あくまでスクールは、自分の演奏を客観的にアドバイスしてくれる貴重な場であって、演奏をうまくする場というわけではない。 スクールで見つかった自分の課題を、それ以外の時間で練習して、次回のスクールで演奏して、また課題を見つけてもらう、、、そのサイクルに出来ないとあまり効果が見込めない。
音楽教室でのレッスン中に演奏したからうまくなった!という勘違いから普段からの練習をおざなりにしてしまう人も多い。 せっかく安くはないお金を払っているのだから、しっかりと成果として残るように頑張ろう。
音楽スクールには結局行くべきなのか?
今回のテーマの結論なんだけど、ボイストレーニングやギター教室といった音楽スクールは、良いスクール・良い先生に当たれるなら通う価値は絶対にある。 そして更にスクールでのレッスン時間外にも練習を行い、レッスンで指摘された課題にしっかりと取り組むことが前提条件だね。
◆まとめ
今回の講座『音楽スクールには行くべきか?』
- 習い事形式の音楽スクールなら個別的に指導してくれるマンツーマン形式のところがオススメだ。
- 音楽教室のメリットは「プロの技術と触れ合えること」と「客観的な目で自分の演奏を見てくれる人がいること」の2つ。
- 「スクールに行ってるから、うまくなる」なんてことはない。レッスン以外にも練習を繰り返して、レッスンの時に指摘された課題に取り組もう。
- 日常的に練習をしていて、さらに良いスクール・先生に出会えるならギタースクールにスクールに通う価値は大いにある。