53日目:セッションで分かる自分の実力
ハルさん、今度いきものがかりセッションがあるんですけど、良かったら一緒に行きませんか?
セッションってmixiやfacebookといったSNSなどを使って集まるセッションイベントのことだよね? 予定を確認しておくよ。 ・・・ということで今回はセッションについて触れていくことにしようか。
セッションとは?
ここでいうセッションとは、SNSなどで各パートの人数を集めて、事前に演奏曲を決めて、当日いきなり合わせるというもの。 mixiなどでは結構頻繁に開催されていて、バンド関連の人脈も開拓しやすいのが魅力だね。
あれって、いろんな人とその場でバンド組んで演奏できるから、すごい参考になりますよね。 他の人の歌とかも聴いて、いろいろ学んでます。
セッションで得られるもの
そうだね。 こういうセッションで得られるものは大きく分けて以下のようなものがあると思う。
- 人脈の開拓
- 様々なプレイヤーの観察
- 自分の現在のレベルや立ち位置が分かる
様々なプレイヤーに出会うことが出来る
セッションでは、セッションのテーマを目的とした様々なプレイヤーが集まる。 そのため、自分と共通点のあるプレイヤーと多く出会えるのは大きなポイントだ。 例えば、冒頭の「いきものがかりセッション」で言えば、いきものがかり好き(ということはポップスにもキャリアがあるであろう)のプレイヤーが集うため、自分と彼らとの比較をしやすいんだ。
確かに、対バンとかだとジャンルやノリも全く違って、比較対象になりづらいですけど、 セッションの場合は、同じ歌をボーカル変えて歌うなんてこともありますもんね。
違うメンバーで同じような曲をやるから、それぞれのプレイヤーの演奏技術や歌唱力、音作りやパフォーマンスなどの違いがとても分かりやすいんだ。
それらは今までの経験や考え方、好みやポリシーが反映されているから、それぞれの音楽について話をするのもとても興味深いよね。
人脈の開拓と、様々なプレイヤーの観察が両立できるというのは大きな魅力だね。
自分の立ち位置が分かりやすい
更に言うなら、自分がいまどの程度の音楽が出来るのか、、、ということについても客観的に見やすい環境になっている。 他のプレイヤー達と比べて、どこが得意でどこが不足しているのか・・・と自分を省みる絶好の機会なんだ。
他のボーカルさんの歌を聴いていると、自分の長所や弱点があぶりだされていく感じはしますよね。 あとは同じような曲でも、「こんな歌い方があるんだ」とか「こういう感情で歌えばいいのか」とか本当に新たな発見がありますね。
セッションに参加する時の注意点
セッションに参加する際に心がけることは「企画者」にしっかりと協力すること。 大抵、どのセッションにもエントリーから当日までの曲決めやパート割りにおいてルールが決められている。 そのルールはしっかり守って、企画者の方がスムーズに準備を進められるように心がけよう。
了解しましたー♪ ちゃんとルールを守らないと、次から開催してくれなくなってしまうかもしれないですもんね。
あとは当日は参加者の方には笑顔で感じよく対応しようね。 知らない人も多くいるかもしれないけど、そんな時に笑顔で会話できれば嫌な気分になる人はいないし、そのセッションの雰囲気にスーッとなじめると思う。
あとは集合時間には余裕を持っていくことも大切ですよね。 自分の楽器やスタジオの準備の手伝いをしたりとか、そういうことも重要ですね。
あとはセッションを大いに楽しもう
あとはとにかくしっかり楽しむことだね。 セッションを楽しめれば、コミュニケーションもうまくいくし、当日出た課題とかもモチベーション高く改善していけると思う。 それに同じような趣味や嗜好を持つ音楽仲間がいるというのはやっぱり嬉しいものだ。 バンドメンバーとはまた違う距離感は新鮮で、音楽の素晴らしさを再確認するよいきっかけになるはずだ。
◆まとめ
今回の講座『セッションで分かる自分の実力』
- セッションとは、SNSなどで各パートの人数を集めて、決めた演奏曲をその日集まったメンバーで演奏するイベントのこと。
- セッションでは「人脈の開拓」「様々なプレイヤーの観察」「自分の現在のレベルや立ち位置が分かる」といった大きな収穫がある。
- 違うメンバーで同じような曲をやるから、それぞれのプレイヤーの演奏技術や歌唱力、音作りやパフォーマンスが分かりやすい、自分の長所や短所も客観的に抽出しやすいね。
- セッションは運営するのは大変。ルールはしっかり守って、笑顔で気持ちよく参加しよう。時間に余裕を持っていくのも忘れずに!