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101日目:バンドマンが生涯にかけるバンド活動の価値・費用とは?
前回、バンドとは何かという内容について触れてみた。
今回はバンド、そしてバンド活動の価値について考えてみたいと思う。
バンドの価値ですか。
バンドの価値というのはバンドによっても人によっても違うし、比較するものでもない。
だから、今回は数値化しやすい「金銭的な価値」という目線からバンドの価値というのを考えてみたいと思う。
バンドの金銭的な価値を考えてみよう
お金というのは価値を客観的・相対的に数値化するのに適していると言われている。
そして、バンド活動というのはお金がかかるため、どうしてもお金とは切っても切れない縁がある。
そのため、ここではバンドの金銭的な価値を考えてみよう。
バンドの金銭的価値という言葉を考えた時には、いくら利益を生むのかという「商業的な価値」と自分がどれだけお金を使ったのかという「投資的な価値」が浮かぶ。
前者についてはプロのバンドならともかく、アマチュアのバンドで数字を出すのは難しいので、ここはバンドにお金をいくら使っているかという投資的価値という視線で考えてみよう。
いくら使ったかですか。
バンドマンは、大体スタジオ代やライブ代、そしてその交通費や、消耗品や機材の購入費などがかかりますよね。
それは「31日目:バンドにかかるお金ってどのくらい?」で触れましたね。
そうだね。
今回はもうちょっとスケールを大きくして、一人のバンドマンがその生涯にかけるお金を試算して、一体どれくらいのお金を払っているのかを考えてみたいと思う。
それを明らかにすることで、そのバンドやバンド活動の価値を考えてみよう。
生涯にかかる金額とは?
参考としての試算として、下記のシートを作成してみた。
あくまでこれは一例なので、自分の活動に見合った形に直して考えてみてほしい。
バンドマンによって練習やライブの頻度、機材にかけるお金は様々だと思う。
また、自分の年齢や環境によっても変わってくる。
そのため、ここでは一番音楽にお金を使う年代を20代として、それぞれの年代に係数をかけるようにして数字を出したいと思う。
基本的に10代はバンドの開始年齢が15歳以上、30代以降は仕事や結婚といったイベントがあり、バンドにかけられる時間が減少する傾向にあるため、係数は下げている。
また、サンプルとして下記のような活動頻度のバンドマンを取り上げてみる。
年代 | 10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
---|---|---|---|---|---|
係数 | 0.25 | 1.00 | 0.50 | 0.25 | 0.10 |
年代別費用 | ¥1,288,000 |
---|---|
年次費用 | ¥128,800 |
費用内訳 | |
スタジオ練習に関する費用 | ¥36,000 (1回につき¥1,500、月2回×12ヶ月) |
ライブ出演料 | ¥30,000 (4人メンバーで¥30,000円のライブに、年4回のペースで出演) |
飲み会などの交際費 | ¥24,000 (飲み会単価を¥4,000として、ライブおよびに練習2回の計6回参加) |
機材・消耗品に関する費用 | ¥12,000 (単純に月に平均¥1,000として計算) |
交通費 | ¥16,800 (練習・ライブ時の交通費を往復¥600として、練習24回+ライブ4回) |
楽器代 | ¥10,000 (10年に1度10万円の楽器を買うと仮定) |
上記の表でそのまま試算してみると、各年代でかかる費用は下記の通りになる。
10代:¥1,288,000×0.25 = ¥322,000
20代:¥1,288,000×1.00 = ¥1,288,000
30代:¥1,288,000×0.50 = ¥644,000
40代:¥1,288,000×0.25 = ¥322,000
50代:¥1,288,000×0.10 = ¥128,800
合計:2,704,800
試算してみると、結構なお金がかかっているんですね。
一回一回が塵ってほど安い金額でもないですけど、積もり積もれば相当な金額に・・・。
車が買える価値がある
バンド活動への投資額は、その人自身の活動形態や、濃度、期間によっては異なる。
とはいえ、生涯で通してみれば100万円を優に越えるバンドマンも多い。
中には数百万とお金をかけている人もいるだろう。
つまり、車が新車で買えるほどのお金を投資しているということだ。
すごい。。。
つまりバンドやってなかったら車買えるんだ・・・いやいや!
私はバンドがやりたいからいいんです!
価値に見合う充実したものにしよう
今、理結ちゃんが言ったようにバンドをやっていなければ、他で大きなものを買うことが出来るんだ。
つまり、今やっているバンド活動にそれほどの価値がなければ、それは投資的な意味合いで言えば、損をしていることになるんだ。
もちろん、かけたお金が全てというつもりはさらさらないけれど、バンド活動にそれだけお金や時間がかかっているのも事実。
そのことを忘れずに、かけた価値に見合うだけの充実したものにしたいよね。
そのためには、自分がバンドマンとしてどうありたいかを考えて、日々高い意識を持って頑張ろう。
そうですね!
どっちみち同じだけお金がかかるのであれば、一生懸命楽しんだ方が得ですもんね!
これからのバンドライフを頑張りましょう♪
◆まとめ
今回の講座『バンドマンが生涯にかけるバンド活動の価値・費用とは?』
- 数値化しやすい「金銭的な価値」という目線からバンド活動に生涯でどれほどのお金をかけているかを明確にすることで、そのバンドの価値を考えてみよう。
- バンド活動への投資額は、その人自身の活動形態や、濃度、期間によっては異なる。とはいえ、生涯で考えれば100万円を超える金額を使っているバンドマンも多い。
- バンドをしていなければ、他で大きなものが買えたはず。それでもバンド活動をやっているのだから、その投資に見合う充実したものにしたいもの。