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25日目:バンドのまとまり論① -リズム-
バンドのまとまりとは?
そういえば、「バンドのまとまり編」と銘打っているのに、バンドのまとまりについてこれまで話がなかったですね。
バンドのまとまりは、バンドの上達においては重要な要素だね。
初心者と中級者の差でもある。
だけどバンドのまとまりを学ぶ前に各パートの役割を理解しておくことが前提だったから、各パートの役割を先に紹介したんだ。
なるほど、そういうことだったんですね。
初心者から脱皮したいです!
そういえば、バンドのまとまりって何なんですか?
とりあえずまとまりがないバンドでどんなバンドだと思う?
まとまりのないバンドですか。。
うーん、、、こんな感じでしょうか?
- それぞれのパートのリズムはずれており、キメのタイミングも揃わない。。
- ギターの音がうるさ過ぎたり、ベースが聞こえない。。
- ライブ中、メンバー同士が目も合わせないし、体のノリもバラバラ。
うんうん、そんな感じだね。
「バンドのまとまり」とは言葉通り、バンドの一体感だね。
まとまりのあるバンドの演奏は人を元気にしたり、感動させたりする魅力があるし、逆にまとまりのないバンドの演奏はなかなか人の心に良い意味で残らないし、場合によっては不快な思いにさせてしまうことだってあり得るんだ。
だからバンドのまとまりというのは、良いバンドになるためには避けて通れない道でもある。
とはいえ、バンドのまとまりと一言にいってもいろいろな要素があると思う。
今回は、その中で「リズム」的なまとまりについて話したいと思う。
バンドにとってリズムとは支柱そのものである
バンドでよく言われるのがリズム隊がバンドの柱であるということ。
これはまさにその通りなんだけど、どうしてだと思う?
リズムが分からないと歌やギターといった各パートが揃えられない・・・とかですか?
その通り。
リズム隊がリズムをきっちりと刻んでいてくれないと、みんなの演奏を合わせることができないんだ。
というのもバンドの音楽というものは、「音」を一定の間隔に乗せて構成されているからだ。
そのルールに従わない音楽はやっぱりまとまり感はないし、良いものに聴こえない。
これは個人的に思ったことだけど、音楽って心臓の鼓動から本能的に生まれたものな気がするね。
バンドのリズム(ルール)はドラムが決める
ところで、さっきからリズム隊リズム隊言ってるけど、リズム隊って何?というかバンドのリズム(ルール)って誰が決めるものだと思う?
それは私も勉強しましたからねー。
ずばり、ドラムさんでしょ!
正解!
基本的にドラムで、たまにベースって感じかな。
だから、バンドのまとまり感を出すためには、ドラムとベースがきっちりとリズムを刻む必要があるね。
そのリズムに、他のメンバーが合わせて演奏することでバンドのリズムはまとまってくる。
えー、でもボーカルが走っちゃったり、もたったりしたら?
すごい慣れたメンバーだったらそこを阿吽の呼吸で合わせちゃったりするけど、そこはボーカルに限らずメンバーみんながドラムに合わせるように意識を徹底しておく必要がある。
メンバーみんながみんなに合わせるなんて基本的には不可能だからね。
そうなんですね。
私も気をつけます!
だからリズム隊の人は責任重大。
リズム隊が崩れてしまうと、当然バンドのリズムはまとまらないからね。
キメがそろうのが、バンドのまとまりの第一歩
いわゆる演奏中に「じゃーん」ってみんなで頭を揃えるキメの部分があるよね。
あー、キメの部分を合わせるのって難しいですよね。
そう、とても難しいことだよね。
だからメンバーの呼吸を合わせられるようにしておく必要がある。
よく終わりよければ全てよしというけど、バンド演奏でもキメだけでも揃っていれば、お客さんからは結構格好よく見える。
だから最低限、そこは揃うようにしっかりと練習しておきたい。
確かにそうですね!
そこが決まってれば「あ、格好いいな」って思えますよね。
格好いいという印象を与えやすいということは、失敗した場合に目立ちやすいということにもなる。
まずはそこがバンドのまとまりとしては第一歩だね。
それでもまとまりのあるバンドとしては、まだ第一歩なんですか。。
メンバーみんなでビート・ストロークを合わせる
さっき、終わりとかキメの部分がよければそれでよしと言ったけど、突き詰めていけばそれだけじゃダメだよね?
それ以外も良い方がいいに決まっているんだから。
そうですよね。
でもそれってどういうことですか?
言葉でいうと簡単なんだけど、ボーカル・ギター・キーボード・ベースといった各パートがドラムのビートに合わせること。
たとえばドラムがハイハットでリズムを刻むとして、その刻みにしっかり合わせることだね。
そうすることで合わせた音に濁りがなくなり、聴いている方もすごい一体感が増してきて、バンドのまとまりを感じることが出来る。
とりあえず言葉で言っても難しそうに聴こえます。
だって、ドラムが刻むリズムだって完璧じゃないんでしょ?
メンバーみんながリズム感を身につけよう
いいところに気付いたね。
その通り、ドラマーは機械じゃないから完璧に合わせるのは困難だ。
だからドラマーはとにかく基礎練を繰り返して完璧に近づける必要がある。
他のパートは、ドラマーのリズムの癖を感じ取ってそれに合わせていくという共同作業が必要になる。
そのためには、各パートもしっかりしたリズム感が必要になるんですね。
それはもちろんだよ。
各メンバーが正確なリズム感を身につけるように努力する必要がある。
「バンドの」まとまりなんだから、ドラム一人に押し付けてはいけないよね。
でも私、リズム感ないんですよねー。。
そういう言葉をよく聞くけど、そんなのは初心者の言い訳と思っておこう。
リズム感はセンスにより差はあれど、練習の中で身につけていくことができる。
はい、頑張ります。。。
あと、ギターが複数いる場合にはストロークのアップダウンは揃えた方が演奏的にもビジュアル的にもまとまりが増す。
ツインギターのバンドは意識してみよう☆
◆まとめ
今回の講座『バンドのまとまり論① -リズム-』
- バンドのまとまりはまずリズム隊にかかっている
- キメの部分が揃うのが、バンドのまとまりの第一歩である
- ドラマーだって完璧じゃないので、他のパートはドラマーのリズムの癖を感じ取って、それに合わせていくという共同作業が必要
- リズム隊だけでなく、各パートもしっかりしたリズム感が必要になる
- ギターが複数いる場合にはストロークのアップダウンは揃えた方がバンドのまとまり感は増すよ