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81日目:経験を積むためにバンドのサポートをしてみよう

理結ちゃんはサポート・ヘルプとしてバンドに加入したことはある?

ありません。 というかバンドのサポートってものがよく分かっていません。

今回はちょっと趣旨を変えて、バンドにサポート・ヘルプとしての加入について話していきたいと思う。 サポート加入は大変だけど良い経験になるから是非とも一度挑戦してみてほしい。

サポートとは「演奏員としての補充」

バンド活動をやっていると、メンバーが抜けたり、バンドメンバー募集でメンバーが集まらなかったりする。 そのパートが埋まらないと、バンド活動が前に進めない。 そこで「演奏員としての補充」としてサポートメンバーに入ってもらう。

サポートメンバーというのはヘルプとも言うけど、基本的には決してバンドメンバーではない。 あくまで、バンドの穴を埋めるための人員だ。

メンバーが欠けていて、サポートを募集するバンドからしたら、演奏パートが埋まってバンド活動が前進出来るので嬉しいことですね。

サポートメンバーとして加入するメリット

サポートメンバー(ヘルプ)として加入することは、そのバンドの役に立つという点以外に、加入する本人にとってメリットも多い。 メリットは以下のようなものが思い浮かぶね。

人脈を広げるチャンス

バンド活動をやる上で人脈は大切だ。 バンドメンバーとして活動するとなると、そのバンドの活動で接する人達としか出会うことはない。 だが、サポートメンバーならバンドメンバーとして加わらずに、加入するバンドや対バンするバンド、ライブハウスやイベンターの人達といった様々な人脈を築けるチャンスがある。

また、加入するバンドのメンバーの実力や性格が分かるため、自分で何かバンド活動をしている際にも加入してもらったり、対バンしたりといったメリットも大きい。

割り切り

サポートメンバーというのはバンド活動で時に生じるグダグダやトラブルに巻き込まれずに、そのバンドに加われる"割り切った関係"が良くも悪くも魅力の一つだ。

経験値アップ

サポート・ヘルプで加入するということは、言葉通り、加入するバンドの活動を助けなければいけない。 技術的な不足などで足を引っ張るということはあってはならないようにする必要がある。 「覚えてきませんでした」「弾けませんでした」は通用しない。 現実問題、技術的に弾けないことはあるかもしれないが、弾けないなら弾けないなりに対策を考えておかなければならない。

特にスタジオ代やライブ代を加入するバンドに負担してもらう場合はなおさらだ。 また、サポートの場合は演奏する楽曲が自分が得意とする分野とは限らない。 そういうシビアな環境に身をおくというのは自分自身にとって貴重な経験値になる。

気分転換

サポートでバンドに加入するというのは、普段のバンド活動とはまた違った雰囲気、緊張感が味わえる。 時には違った空気を吸うことは気分転換になり、モチベーションアップにつながる。

サポートメンバーとして加入するデメリット

サポートメンバー(ヘルプ)として加入することは、メリットもあればデメリットもある。 基本的には、バンドの掛け持ちと近いものがあるため、「体力的な負担」と「スケジュールの負担」がある。 加入しているバンドに迷惑をかけないためにも、スケジュールをなるべく調整する必要がある。

デメリットと呼べるかは分からないが、そのバンドの活動の充実感や一体感というものは、ヘルプと正規メンバーではやはり温度が異なる。 また、そのバンドがプロデビューなどで成功した場合にも、イコール自分の成功になるということはないし、次のステージに一緒に進める保証も全くない。

加入前にこれだけは確認

スタジオ代やライブ代、交通費などはどうするか

ヘルプとしてサポートに加入するなら、お金に関することは必ず確認しておかないと、トラブルの原因にもなるし、お互いモヤモヤしてしまう部分もある。 スタジオ代やライブ代、さらには交通費などといったバンド活動で発生する費用はどちらが負担するのかは事前にしっかりと決めておこう。

正式なメンバー加入の可能性はあるのか

ヘルプを通して正式なメンバーとして加入することはあるが、自分がサポートする場合にはどうなのかは確認しておこう。 自分の希望と相手の希望が食い違っていると、思わぬトラブルになってしまうこともある。

サポートはしっかりとプロ意識をもって

バンドのサポートとして加入するということは、そのバンドの演奏的な人員を補充することである。 バンドメンバー達がサポートに対して精神的な負担なく気持ちよくバンド活動ができるように、しっかりとプロ意識を持って臨みたい。 集合時間の厳守や練習時間の確保はもちろんのこと、音作りや機材のメンテナンスにもしっかりと気を配ろう。

スタジオ代やライブ代の費用を負担してもらうということは、その分のお金をいただいているということにもなる。 バンドメンバーが負担した分に値する働きを見せるように頑張ろう。 そしてその頑張りは経験にしろ、人脈にしろ、必ず自分にとって大きなプラスになるはずだ。




◆まとめ

今回の講座『経験を積むためにバンドのサポートをしてみよう』

  • サポートとは「演奏員としての補充」であり、そのバンドが活動を出来ることを助けるという意味だ。
  • サポートメンバーとして加入するメリットは「人脈を広げるチャンス」「割り切り」「経験値アップ」「気分転換」が考えられる。
  • スタジオ代やライブ代、さらには交通費などといったバンド活動で発生する費用はどちらが負担するのかは事前にしっかりと決めておかないと、後々トラブルに発展する可能性が高い。
  • サポートとして加入するなら、バンドメンバー達が気持ちよくバンド活動ができるように、集合時間の厳守や練習時間の確保はもちろんのこと、音作りや機材のメンテナンスにもしっかりと気を配るといった高いプロ意識を持つことが大切だ。

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