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98日目:苦手・嫌いなバンドメンバーがいる時の対処法

突然だけどさ、理結ちゃんってバンドメンバーで嫌い、またはそこまでいかなくても苦手と思っているバンドメンバーっている?

な、何言っているんですか!?
私は今のバンドメンバーのこと、みんな大好きだし尊敬していますよ!
もしかしてハルさんはいるんですか??

いや、自分もいないし、今のバンドメンバーで良かったと思っているよ。
ただ単に今回は「苦手または嫌いなバンドメンバーがいる場合の対処法」について触れてみようかと思ったから聞いてみただけだよ。

よかったー。。


どうして苦手なのかを考える

嫌いまたは苦手、仲が悪いなどと感じるメンバーがいるということは、バンドを組んでいれば当然にあり得ること。
だけど、そういった感情を抱くのには必ず何か理由があるはずで、まずはそれを整理する必要がある。
まずはその理由をとりあえず考えてみてはどうだろうか。

例えば、言い方がキツイとか、ノリや話題が合わないとか、演奏でどうしても気になるところがあるとかですか?

そうだね。
性格的なものや、生理的なもの、また音楽的なものなど様々な要因があるかもしれない。
苦手な人のことを考えて分析するのは、気持ち的には複雑だけどバンド活動を充実させるためだと思ってやってみよう。
苦手な部分を考えて、それが複数あったならそのうちから苦手な順位付けをしてみよう。

バンドマンとして尊敬できる部分を探す

そうしたら、次にそのメンバーについて人間として、またはバンドマンとして尊敬できる部分を探そう。
バンドを続ける上では特に後者の「バンドマンとして」リスペクトできる部分というのは非常に重要だ。

というのもバンドメンバーという関係は、プロを目指して毎日のように顔を合わすのであれば、それはビジネスとしてプロ意識を持って行うものである。
一方、アマチュアバンドの場合、中学生や高校生の同級生でもなければ、そんなに頻繁に顔を合わせるものでもない。
だから、ぶっちゃけて言ってしまえば、仲が良くなくても、バンドマンとして尊敬できれば、または一緒に音楽をやっていて楽しければ、何とかなってしまうのもまた、バンドメンバーという関係なんだ。

そういうものですか。
でも、せっかくバンドやるなら、苦手意識はなくして、仲良く活動したいものですね。

それは間違いないね!
やっぱりバンドは楽しくやれることが、精神的にも音楽のクオリティにも良い影響を与えるからね。

直して欲しい部分を伝える

バンドメンバーの好きになれない部分を直して欲しいのなら、それを解決するには直接その内容を伝える他ない。
もちろん、伝えてもどうしようもないような内容であれば、敢えて伝える必要もないけどね。

伝えるのであれば、遠まわしに伝えても伝わらないし、余計にこじれてしまう場合もある。
少しでも良い関係になりたいのであれば、こそこそせずに意見を重ね合わせてこそ、その先があるんだ。

それしかないですよね。
でも、それにもなかなか心の準備が必要ですね。

今回取り上げている「困ったバンドメンバー編」で取り扱っている内容は、どれもバンドのネガティブでデリケートな部分ばかりだから、確かに大変だよね。
また、人は伝え方によって受け止め方が大きく変わるもの。
相手を批判するような言い方ではなく、相手を尊重しつつも、自分の意見を伝えることを心がけるようにしよう。
命令口調で話しても、それはケンカやトラブルの元にしかならないからね。

我慢するか、自分が抜けるか

メンバーの苦手な部分を直してほしいと伝えても、それが解消できないことは往々にしてあるし、そもそも伝えても解決が見込めないような、伝えない方が良いケースもある。
それはバンドだけでなく集団行動においては仕方のないことだ。

そうなった場合には、前述したようにそのメンバーのポジティブな部分を見つけて、我慢して続けることになる。
それがしんどいと感じたのであれば、そのバンドから抜けるしか問題を根本的に解決する方法はない。
楽しくないバンドを続けることは、自分にとっても、また他のバンドメンバーにとってもプラスになるとは限らない。
自分がどうしたいのかをしっかりと考えて、進むべき道を見つけよう。




◆まとめ

今回の講座『苦手・嫌いなバンドメンバーがいる時の対処法』

  • 苦手と感じるバンドメンバーが出てくることはありえること。まずはどこが苦手なのかを考えて心を整理しよう。
  • バンドマンとしてリスペクト出来る部分を見つけることで、何とかなってしまうことも多い。尊敬できるところを探してみよう。
  • 直してほしい部分を伝えるのであれば、誰かを介したりすることなく、しっかりと伝えた方がよい。ただ言い方は気を付けよう。
  • メンバーの苦手な部分が解消しないことも多い。そうなると、自分が我慢し続けるか、バンドを抜けるかのどちらかを自分で考えるしかない。

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