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67日目:音楽の聴きすぎに注意!無音楽時間がもたらすメリットとは?

音楽の聴きすぎに注意!無音楽時間がもたらすメリットとは?

ところで理結ちゃん。 音楽はどのくらいの頻度で聴いているかな?

いきなりどうしたんですか? 私は音楽好きだし、いろいろ勉強もしたいので 電車の中とか、家の中とか至る所で聴いていますよ!

そっかそっか。 やっぱり音楽好きな人は、常に音楽聴いているくらいの勢いだよね。 そこで、今回はあえての「無音楽時間のススメ」を話したいと思う。

音楽を常に聴いていることについて

音楽を聴くということは、気分転換やストレス解消になるし、音楽のことをもっと知りたいのならたくさん音楽を聴かなければいけないね。 その意味で音楽を聴く事自体はとても素晴らしいことで、それを否定するつもりは全くない。

だけど、四六時中音楽を聴く人、つまりは家にいる時間や通学中、出かける時も音楽を聴かない時間はないっていうくらいの人、、、音楽をシャワーのように聴き続けている人については、いくつかのリスクがあるのも事実なんだ。

音楽を聴き続けることによる身体への悪影響

耳を酷使することで難聴の恐れが・・・

まずは身体的なリスクだね。 音楽を聴くということは耳を疲弊させることでもある。 ずっと音楽を聴き続けていると、鼓膜や内耳に悪影響を与える。 これがどんどん悪化していくといずれは難聴になるリスクが飛躍的に上がってしまうと言われている。

最近はスマホやiPodなどポータブルの音楽プレーヤーの進化で、いつでもどこでも音楽を聴けるようになったけど、人間の身体はその進化について行けていないということ。 耳にも休息の時間をしっかりと与えることが重要だ。

大音量で聴く事はもっと悪い

ということは大音量で音楽を聴く事も・・・?

もちろんNGだよ。 確かに大音量で音楽を聴く事で臨場感や迫力をより感じることが出来る。 だから常にそうなってしまう気持ちも分かるけど、バンドマンはスタジオやライブなどでただでさえ、大音量の空間にいることが多い。

普段の生活では耳を労わるようにするべきだし、大音量で聴いていてもすぐにそれに慣れてしまって、もっと大音量で聴き出すようになる。 普段からちょっと小さめくらいの音量で聴く習慣をつけるようにしよう。

創造力・表現力へのリスク

音楽のシャワーにより、ただのBGMに

音楽を聴く事は、そのまま音楽の勉強になるわけだけど、音楽をシャワーのように浴び続けることで音楽がただのBGMになってしまう恐れがある。 勉強は「予習→講義→復習」のプロセスによって大きな効果をもたらす。 それと同じで、音楽もただ聴けば良いのではなく、メリハリをつけて聴く事が大切だね。

音楽を聴く事は受身である

音さらに音楽を聴く事というのは言うなれば「受動」の姿勢である。 バンドマンは表現する側、つまり「能動」側の人間だから、ただ音楽を聴き続けることがバンドマンの成長につながるとは限らないということだね。

無音楽時間を作ることでこんなメリットが!

耳を休めることが出来る

耳も使い続けると疲れるし、それが続けばその機能や能力になんらかの障害がおこりやすくなる。 耳に負担をかけることがないので、耳にやさしい。 沈黙に慣れると、それが心地よくもなるので大音量への欲望もコントロールしやすくなる。

景色や音、匂いを楽しむことで感性が磨かれる

無音楽の状態だと、景色や音、匂いをより鮮明に感じることが出来る。 音楽を聴いているとそちらにある程度を意識を取られてしまい、その”空間”にのめり込むことが出来ない。

風景とかを見ていると何か良いことがあるんですか?

音楽を表現するのに重要な要素は「感性」だ。 感性は、音楽を聴いたり、楽器を演奏することだけで磨かれる訳ではない。 むしろ良い景色を見たり、スポーツをしたり、ドライブをすることで心が躍り、揺れ動くことでも磨かれていく。 表現力を養うにはそういう時間も必要ということだね。

別に風光明媚なところじゃなきゃいけないなんてことはない。 通勤・通学などの日常的なシーンであっても、季節や時間帯が違えば感じ取れることも違う。 むしろそのような繊細な違いを感じ取れるような感性を身につけたいね。

音楽をじっくりと考え込むチャンス

もう一つ大きなメリットといえば、どっしり腰を据えて音楽について考えることが出来るということ。 例えば、作曲のメロディ作りやコード構成だったり、アレンジなどで悩むことが多い。 そんな時に音楽を流しながら考えても、なかなか集中できない。

頭の中に音楽を浮かべて、その悩みについてじっくり考え込むことで、新たなアイデアが浮かんだり、考えがまとまったりする。 特に通勤や通学などの歩いてる時間というのは、頭の中を整理しやすいので、特に効果的だ。

無音楽時間を作って、より考える豊かなバンドマンに!

無音楽時間を作ることで、体の健康面でも、頭で考える面でも大きなメリットが生まれるので、是非とも音楽を聴かない時間を積極的に取り入れてみよう。 最初は沈黙が退屈で悶々としてしまうかもしれないけど、そのうち音楽がない時間を有意義に過ごせるようになる。

音楽を聴きたくなったら、聴きたい音楽を頭の中で流すことで、自分がどれだけその音楽を理解しているかも確認できるし、イメージ力を鍛えるトレーニングにもなるよ。




◆まとめ

今回の講座『音楽の聴きすぎに注意!無音楽時間がもたらすメリットとは?』

  • 音楽を聴くことは、気分転換やストレス解消、また音楽の勉強にもなる。だけど、四六時中音楽を聴くことでリスクがあるのも確か。
  • バンドマンはライブやスタジオで耳に負担をかけているため、普段の生活では労わっておかないと、難聴になるリスクが飛躍的に上がる。大音量で聴くなんてもってのほかだ。
  • 音楽を聴き続けることで音楽がBGMになってしまうかも。音楽を聴くことは「受動」だが、バンドマンは「能動」的な側面がある。
  • 無音楽時間を作ることは耳にやさしいし、音楽についてしっかり腰を据えて考えることが出来るし、感性を磨くチャンスにもなる。

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